そもそも番組の主題歌やエンディング曲を依頼されることが多い人だが、どの作品にも共通するのが、テレビで観た時のインパクトがものすごいこと。番組内容等を考慮して書かれている(と思う)のに、ものすごい異次元感。にもかかわらず、ハマっている。曲が番組にひっぱられているのではなく、曲によって番組の画が、それまでとは違って見えてくるというか。しかも、たとえば2016年にNHKの『ガッテン!』に書いた“ジユーダム”は、にぎやかな音作りだったが、今回は、長年続く子供向けアニメの曲にもかかわらず、ピアノ一本と歌だけ。異様。でもハマっている、テレビで観ると。特に歌詞の「椎名林檎文体炸裂」「でも番組に沿っている」「そして今の世の中に出す表現として言うべきことはちゃんと言う」ところ、脱帽もの。(兵庫慎司)
デビューは『おじゃる丸』開始と同年
椎名林檎『いとをかし』
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そもそも番組の主題歌やエンディング曲を依頼されることが多い人だが、どの作品にも共通するのが、テレビで観た時のインパクトがものすごいこと。番組内容等を考慮して書かれている(と思う)のに、ものすごい異次元感。にもかかわらず、ハマっている。曲が番組にひっぱられているのではなく、曲によって番組の画が、それまでとは違って見えてくるというか。しかも、たとえば2016年にNHKの『ガッテン!』に書いた“ジユーダム”は、にぎやかな音作りだったが、今回は、長年続く子供向けアニメの曲にもかかわらず、ピアノ一本と歌だけ。異様。でもハマっている、テレビで観ると。特に歌詞の「椎名林檎文体炸裂」「でも番組に沿っている」「そして今の世の中に出す表現として言うべきことはちゃんと言う」ところ、脱帽もの。(兵庫慎司)