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Ayasa（Violin）が凄腕女性ミュージシャンたちに声をかけて結成したEast Of Eden。10月にZepp DiverCityで開催したライブのチケットが瞬時に完売したことからもわかる通り注目度が早い段階からものすごかったが、5曲を収録した今作によってさらにたくさんのリスナーを夢中にさせるだろう。バトルのような雰囲気を漂わせながら美しい旋律を連発し合うバイオリンとギター、スリリングなフレーズを随所で炸裂させてアンサンブル全体に血の通った躍動感を添えるベースとドラム、胸倉を掴んでくるかのようなパワフルさと情感豊かな表現を兼ね備えた歌声――スター性の塊である各々がひとつになり、バンドとしても圧倒的に輝けている様は、1曲目の“Evolve”を聴いた時点でよくわかる。ヨーロッパ民謡的な牧歌性を感じる“無重力飛行”、デジタルサウンドを添加して壮大な展開を遂げる“螺旋回廊”など、作風の多彩さも楽しい。「とんでもないバンドです」と紹介しても誇張ではないと、実際に曲を聴いたら瞬時にわかるはずだ。（田中大）（『ROCKIN'ON JAPAN』2024年2月号より抜粋）
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