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Nakajin(SEKAI NO OWARI)がスタートさせたソロプロジェクト。昨年、その第一弾がTwo Door Cinema Club“Sure Enough”のリミックスだったことからも推察されるように、Nakajinはソロ活動をグローバルな視野で企てていると思う。今回、ソロ初のオリジナル曲としてリリースされた“TOKYO”にもその意向が滲む。眠らない街の光や首都高を流れる景色、その情景を想起させるスタイリッシュなテックハウスサウンドはひたすら気持ちいい。この音像には、東京を俯瞰して面白がる外からの目線が介在しているように思える。オランダ出身の女性シンガーソングライター、ジュリア・クレインをフィーチャーしていることにも注目。そう、この曲は「東京」ではなく「TOKYO」を表す音像だ。きらめく夜と目まぐるしく流れる時間。「TOKYO」という街は恐ろしく刹那的だが、その刹那を思う感覚はとても普遍的だとも言える。そのアンビバレントな「TOKYO」を音像に落とし込んだ1曲。今後の展開が非常に楽しみになる。(杉浦美恵)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年9月号より)
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