JETBOY MEETS JETGIRL

SISTER JET『JETBOY JETGIRL』
2009年11月06日発売
MINI ALBUM
SISTER JET JETBOY JETGIRL
御大・堀江博久のオルガンを大胆に導入した60Sビート・バンドを彷彿とさせる①やライブの定番曲にして、本作の目玉と言っていいポップ・チューン②。既に夏フェスでも披露されたご存知・ベイ・シティ・ローラーズの日本語カバー⑤に《すべてを愛せる/今のぼくならできるよ》と宣言するシリアスなJET流バラード⑥。1stアルバムから約半年でリリースされるこのミニ・アルバムは、バンドの新たな筋肉を捻り出した佳作である。もともとこのバンドが持つ武器とは、ロックやポップに対するどこかシニカルな視点だ。00年代のシーンにおいて、単純に洋楽の最新メニューを輸入するわけでもなく、かと言ってデタラメな熱のみで猛進するわけでもない。日本語で伝えられるロックの衝動、そして恋のきらめきとポップの高揚を、かなりクレバーな演算によりブレンドする男たちである。前作では、そのクレバーさが、あざとさとして映ることもあったが、今作ではしっかりとそのサウンドをバンドの音に血肉化していることが伝わる。うん、こうなったら次はヒット曲の誕生だ。やってくれると思う、彼らは。(徳山弘基)
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