しかし、このクオリティの高いアルバムを聴き進めていくほど気付いてしまうのは、アクセルという存在の大きさである。今回ゲスト参加しているボーカリストは全員がそれぞれのキャリアで大きな成功を収め、確固たる地位を築いた人達ばかりだが、それでもスラッシュのギター・ワークに拮抗するようなパフォーマンスをできている人は少ない。ガンズはハード・ロックの一形態ではなく、ガンズ自体が一つのジャンルであり、そのためにはスラッシュの存在と共にアクセルという人がどうしても必要となってしまう事実がそこにはある。しかし、そのなかでオジー、モーターヘッドのレミー、イギーという親父連が気を吐いていて、それがオモロい。(古川琢也)
ガンズという運命
スラッシュ『スラッシュ ~デラックス・エディション』
2010年03月31日発売
2010年03月31日発売
ALBUM
しかし、このクオリティの高いアルバムを聴き進めていくほど気付いてしまうのは、アクセルという存在の大きさである。今回ゲスト参加しているボーカリストは全員がそれぞれのキャリアで大きな成功を収め、確固たる地位を築いた人達ばかりだが、それでもスラッシュのギター・ワークに拮抗するようなパフォーマンスをできている人は少ない。ガンズはハード・ロックの一形態ではなく、ガンズ自体が一つのジャンルであり、そのためにはスラッシュの存在と共にアクセルという人がどうしても必要となってしまう事実がそこにはある。しかし、そのなかでオジー、モーターヘッドのレミー、イギーという親父連が気を吐いていて、それがオモロい。(古川琢也)