フランキー・アンド・ザ・ハートストリングス

フランキー・アンド・ザ・ハートストリングス『ハンガー』
2011年02月16日発売
ALBUM
フランキー・アンド・ザ・ハートストリングス ハンガー
昨年10月に来日した際のタワレコ渋谷店でのライブを観た。バンドの演奏がちょっと危うかったのは、まあ想定の範囲内。想定外だったのはフロントマンであるフランキー・フランシスのエキセントリックな佇まいのほうだった。日本限定のミニ・アルバム『アングレイトフル』のレヴューでも書いたけれど、フランキー&ザ・ハートストリングスは基本的に伝統復古的なギター・ミュージックを標榜するバンドである。その基本方針は、アルバムで10数曲を一気に聴いても驚くほどズレていない。だからこそ、それが単なる趣味で終わらないダイナミズムを手にするには、フロントマンのキャラクターが重要になる。そういう意味でフランキーのちょっと様子のおかしい立ち振る舞いには、大いに勇気付けられた。というわけで、フランキー&ザ・ハートストリングスのファースト。アートワークも、タイトルも、エドウィン・コリンズというプロデューサーの人選も完璧である。60年代から90年代までを大急ぎで駆け抜けたような音楽性も言うことなし。“イッツ・オブヴィアス”あたりのフランキーのボーカルに、未来を託したくなる。(小川智宏)
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