マイルス・ケイン、ソロ・デビュー作でのノエル・ギャラガーとの共作を「伝説」と語る

マイルス・ケイン、ソロ・デビュー作でのノエル・ギャラガーとの共作を「伝説」と語る - 2011年作『カラー・オブ・ザ・トラップ』2011年作『カラー・オブ・ザ・トラップ』

ファースト・ソロ『カラー・オブ・ザ・トラップ』がいよいよ5月11日にリリースされるザ・ラスト・シャドウ・パペッツのマイルス・ケインは、このソロ作に力を貸してくれた元オアシスのノエル・ギャラガーに賛辞を贈っている。

4月30日にロンドンで行われた都市型ロック・フェス、カムデン・クロール2011に出演したマイルスは出番前にNMEにノエルと共作した“マイ・ファンタジー”が新作制作作業でもかなり後の方で出来た作品だったことを次のように説明している。

「ぼくがコーヒーを飲みながらミクシングをやっていたところへノエルがふらっとやってきて、そこからちょっと歌入れするところまでいっちゃったんだよね。もう素晴らしい午後の一時だったな。伝説といってもいい瞬間だったよ」とマイルスは回想している。

また、マイルスはソロとしてのライブではザ・ラスト・シャドウ・パペッツとしての楽曲は演奏しないことを明らかにした後で、ザ・ラスト・シャドウ・パペッツでのパートナーであるアレックス・ターナーのアークティック・モンキーズとしての新作『サック・イット・アンド・シー』についてこう語っている。

「連中の新作は大好きだし、すごい作品だと思うし、ファンも絶対に気に入るよね」と語ったあとで自身の新作を控えた心境をこう語った。「こうやって打って出てこういうライブをやるのはすごく刺激的になるし楽しいよ。なんかすごくいい予感がするし、こういうことをやってるとその予感が自分のなかで湧いてくるんだよ」。

HMVフォーラムで出演したマイルスはすでにシングルとしてリリースしている“Inhaler”“Come Closer”を含む10曲をセットとして披露した。

カムデン周辺の会場44ヶ所で200を越えるバンドが出演するというカムデン・クロールでのこの日の印象的なステージを挙げていくと、たとえばジャズ・カフェではダナナナネイクロイドが出演。まずオーディエンス全員ひとりひとりにハグをするという交歓パフォーマンスから始まり、その後演奏に入ってからは6月にリリースされる新作『There Is a Way』からの“Reboot”“E Numbers”などといった新曲を中心にしたセットを届けた。

マイルスよりも早い時間にHMVフォーラムに出演したフランキー・アンド・ザ・ハートストリングスの出番では、ファンから「I Love Justin Bieber」とプリントされたTシャツが投げ込まれるという一幕もあって、そのTシャツを拾ったボーカルのフランキー・フランシスは「ビーバー、ファック!」とそのTシャツを客席に投げ返したとか。その後、バンドはヒット曲“ハンガー”の演奏に雪崩れ込んだ。

ブラック・キャップでアンナ・カルヴィの前座を務めたのはデュオ・ユニットのビッグ・ディール。“Talk”“Locked Up”“Homework”などのシングル曲で観客を魅了し、緊張のあまり笑いが止まらなくなった一幕もほほえましかった。

マイケル・ケインのセットリストは以下のとおり:

'Better Left Invisible'
'Kingcrawler'
'My fantasy'
'Rearrange'
'Quicksand'
'Telepathy'
'Counting Down The Days'
'Hey Bulldog'
'Come Closer'
'Inhaler'


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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