ダブルA面シングル。前のシングル『アンサイズニア』は、新世代を引っ張る彼ららしいメッセージソングであり、彼らの魅力が包括的に表現された一枚だったが、今作は違う。カップリングまで含めて、三種三様ながら全て攻撃的なのだ。“Re:make”では、切々と怒りを吐き出すようなメロディで、《くだらない 意味もない くそ食らえ/それぐらい 分かるよ バカじゃない》とバッサリ。“NO SCARED”は全編英詞で、シャウト交じりに突っ走る。思わずニンマリしてしまった。私が待っていたのは、この破天荒な一撃だよ!と。以前から彼らは、自由な歌詞や奔放なパフォーマンスを見せてきたけれど、まだ年相応のヤンチャと受け取られていたと思う。しかし、試練を乗り越えた成長と、技術や表現力の向上によって、昨今、彼らの説得力は格段に増した。そこで今作である。彼らをきっかけにロックを聴きはじめるティーンエイジャーは知るだろう。ロックというのは、怖いくらいの迫力を持っているんだ、と。彼らがロックの本質を理解し、ロックの入り口を担っていると自覚している、証明と言えるような決定打。(高橋美穂)