明日をつくる想像力

DOES『KATHARSIVILIZATION』
2012年05月09日発売
ALBUM
DOES KATHARSIVILIZATION
これぞDOES節な泣きの高揚感が根にありつつも、きらきらとしたポップ感とシンガロング必至の高らかなサビを空へと放つ、シングル“今を生きる”。5thアルバムは、この曲で幕を開ける。自身の存在証明と、所信表明を改めて提示するように、力強く突き進むこの曲を筆頭に、ソングライター・氏原の心の内を素直に吐き出した曲が揃ったアルバムだ。
 
メランコリーや、どうせ自分はという屈折感だったり、皮肉屋な目線も、曲の底辺には流れている。でも、だからこそ思い描ける明るいイマジネーションでワクワクさせてくれて、あたたかな言葉を投げかけてもくれる。《人は弱いから一人では生きられない/だけど孤独ならだれにでも必要さ》(“ライカの夢”)。メロディ・メーカーぶりとさりげなくも深く刺さる言葉が冴えるバラッドタイプの右の曲や、グッとくるコーラスと上昇するメロディで気分を引っ張り上げる“ブライテンA”など、かつてなく明度の高い曲で、音楽の持つ高揚感、期待感を率直に伝えているのだ。感覚が強く刺激されるロックンロールで、かつとことんポップ。この両輪での疾走感がいい。(吉羽さおり)
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