結成15周年のアニバーサリーイヤーとなるTHE BACK HORNの2013年は、2度目となる武道館公演で幕を開けた。スケールの大きなエネルギーを放ち、またとても開放感に満ちていて、観客たちを会場ごと抱きしめるパワーがあったステージ。今このときを全力で祝福する彼らの気概を感じたライヴだったが、このニュー・シングル“バトルイマ”はまさに今の彼らのライヴに相応しい最高のアンセムになっている。士気の高まるコーラスではじまり、重厚で躍動的なサウンドにのせて歌われるのは、今生きていることと、その鼓動をもっと高く打ち鳴らして生きていくことだ。《牙を剥け お前の魂に/迫りくる闇の奴隷にはなるなよ》《生きよう生きよう意気揚々とさ》。山田将司の綴ったことばと、ヴォーカルは、闇と対峙し、そして闇を跳ね返すように煌々と輝いている。熱く歌うというよりも、直球のことばで目の前にいる人にラフに語りかけるパートもあって、ずっしりヘヴィなサウンド(バンド曰く、重戦車的なサウンド)を軽々と加速させていくエンジンになっている。大きな魂の手拍子が聞こえてくる曲だ。(吉羽さおり)