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ロックの「王道」を鳴らした新作を語る!
ASIAN KUNG-FU GENERATIONが2年8ヶ月ぶりとなるニューアルバム『Wonder Future』を完成させた。アメリカ・LAにあるフー・ファイターズのプライベートスタジオ「Studio 606」でレコーディングされた本作で彼らが追求したのは「王道」のロック。たっぷりとしたエイトビートとラウドなギターリフを軸に、スケールの大きなロックサウンドを展開している。今、アジカンが王道に向かうのはなぜなのか。そしてそんなアルバムに後藤正文が込めたメッセージとは? 4月30日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』6月号の表紙巻頭特集から、メンバーの発言を公開!
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最近の若い子たちには負けねえぞっていう意識と、これを新しいものとしてみんな聴いてくれるのかなっていう。リヴァイヴァル感はあんまり感じないんですよね。僕たちが聴いてきた90年代のエイトビート、あれを聴いてきたからこれが作れたんですけど。でもなんかすごく新しいものにできたなあと(伊地知潔/Dr)
俺たちは新しいことをやりたいんだもん。何歩か進むために、音像をラウドにしてるだけで。ファーストアルバムもう1回作ろうなんて気持ちはさらさらないから。だって、フー・ファイターズのスタジオに行く時点で俺たちはもう完全に何十歩も踏み出してるっていうか、大冒険だぜこれって感じだもんね(後藤正文/Vo・G)
今、ほんとにロックをちゃんと真ん中でやってる人たちって、あんまり思い当たんない。そういうのに対する口惜しさはあるよね。必要とされないからいなくなっちゃったのかもしれないんだけど。チャートを眺めていて、ロックなんてどこにも見当たらない。だから、それを本気でやれたらかっこいいなっていうのはある(後藤)
ゴッチがソロやったのが、俺はやっぱりでかいと思う。やっぱあれとは絶対違うものにしたかったし。逆にほんとに勢いのある、うるさい感じでやりたいと思ったし、ゴッチのソロ聴いててね。「アジカン、やっぱいいよな! ゴッチのソロも良かったけど」って言われたかった(喜多建介/G・Vo)
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俺が思ってること、感じてることに同意してくれるかどうかっていうのはたいした問題じゃないんだ、俺からしたら。共感してほしいんじゃないんだよ。もっとこう、水面に石をぼこぼこ投げ込むような。とにかく波紋を立たせたいみたいな。水面って誰かの心だったりするんだけど、そこでどんな波が立つかはそいつ次第だからね(後藤)
俺たちができること、デビューした頃に言われていた文学性みたいなものに、本当の意味でやっとタッチできるようになってきた気がする。なんで俺のこと、文学的とか言う奴がいるのかなってずっと不思議だったけど。やっと、今回はすごく文学的な作品だって言えると思う(後藤)
『サーフ ブンガク カマクラ』の頃からのフィクション的な要素がさらに、それから何年も経って、フィクションとリアリティの融合がここに辿り着いたという印象がすごくある。海外とか行って、いろんな景色を見たりして、あの時の風景なのかな、とか思えるところもあったりとか(山田貴洋/B・Vo)
好きだったバンドのスタジオで録って帰ってくる、みたいなさ。夢があっていいよね。デイヴ・グロールがスタジオ貸してくれるとは思ってなかったんだからさ。言ってみるもんでしょ、みたいな。願ってみる、望んでみるもんだよな(後藤)
続きは2015年4月30日(木)発売のロッキング・オン・ジャパン 6月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2015年6月号
ASIAN KUNG-FU GENERATION 最新作を全員で語る! ゴッチの「王道の5枚」も!
- ロックのど真ん中を射抜くアルバム『Wonder Future』完成! 全員インタヴューで明らかになる、アジカンが今「王道」を鳴らす理由――。そして、ゴッチが選んだ「王道の5枚」も紹介!
- ●雑誌コード:09797-06
- ●発売日:2015-04-30
- ●定価:571円 + 税