ROCKIN'ON JAPAN 早出し!!INTRODUCTION
星野源

星野源

生きることは踊ること――
最高傑作『YELLOW DANCER』を語る

12月2日に、2年7ヶ月ぶりとなる4thアルバム『YELLOW DANCER』をリリースする星野 源。『ROCKIN'ON JAPAN』12月号(10月30日発売)では、この最新作のモードを紐解く表紙巻頭特集を敢行。直近のシングルにおいて、ダンスミュージックへの愛をストレートに表現してきた星野は、なぜ今、日本人として音楽を生み出す重要性に気付き、どのようにその思いを最新作に反映させたのか。そして、なぜ本作は最高傑作になったのか。誌面発言の一部をお届けする。

インタヴュー=小栁大輔 撮影=YAMA 山添雄彦

ブラックミュージックっていうものを追求していくと、ブラックミュージックっぽいものにしかならない。俺がやりたいことはなんだろうっていうことにハッと気づくというか、「ぽさ」の追求に飽きてる自分がそこにいて。その時に、やっぱり日本人としての音楽をやるしかないんだって思ったんですよね

音楽の世界にいるとカラオケに行く機会が少ないけど、お芝居の世界だと「カラオケ行こうよ!」ってみんななるんです。そこで自分の曲勝手に入れられて「歌え」みたいな。で、歌う、みたいな。それが結構楽しくて。だから今回、ずーっと俺の手を引っ張ってたのはそれなんですよね

昔っからの自分のテーマというか、心が躍ってれば身体も踊ってるのと一緒じゃないのかっていう思いがずっとあって。クラブで大音量で聴く人より、道でイヤホンで聴く人のほうが多いと思うんで。その中で踊ってもらいたいって思うと、やっぱり、心になりますよね

“Week End”は《さよなら》から始まるけど、《さよなら》は別に悪い意味じゃない。何かが終わった瞬間にほんとに始まるんですよ、絶対に。だから「さよなら」がもうなんか麻痺してきて(笑)。「なんか次楽しいことあるわ」って。圧倒的なポジティヴさみたいなものに気づいてしまった

単純に楽しくて踊っていても、そこにはやっぱり踊っていない時の何かがあって、それを越えていくために踊るっていうイメージがあるんですよね。『YELLOW DANCER』も、日本人のダンサーっていう意味ももちろんあるけど、「生きていく俺たち」みたいなイメージもちょっとある

続きは2015年10月30日(金)発売のロッキング・オン・ジャパン 12月号で!

  • ROCKIN'ON JAPAN 2015年12月号

最高傑作『YELLOW DANCER』が生まれるまでのすべてを語る

  • 最高傑作『YELLOW DANCER』完成! 星野 源が2015年に放つダンスと生命力が漲る大名盤のすべてを語る
  • 雑誌コード:09797-12
  • 発売日:10月30日
  • 定価(税込):定価710円(本体657円)
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