15歳のバーチャルシンガー・花譜に急接近。彼女は今、何を思うのか。17の質問で迫る特別メールインタビュー!

15歳のバーチャルシンガー・花譜に急接近。彼女は今、何を思うのか。17の質問で迫る特別メールインタビュー!

──8月の初めてのワンマンライブでは、新鮮な気づきや驚きなどがありましたか。

こんなにたくさんの人が来てくれたのか……と思いました。Twitterトレンド世界1位にも「#花譜不可解」が入ったりして。こんなに注目されているのか!と驚きました。あとは、ずっとライブに行く側だったので、今までは自分の好きなアーティストのことしか頭にないままライブに行って帰ってきてたんですけど、本当にいろんな人たちの能力や協力が積み上がってひとつの素敵なライブとなるんだなあと身に染みて感じました。


──当初は【歌ってみた】動画からスタートして、“糸”以降はオリジナル楽曲のMVと並行して多くの音楽動画を公開してきましたが、カバー曲とオリジナル曲とでは、思い入れが違うものですか。

カバー曲は、自分の好きな曲を歌わせていただいてるんですけど、好きゆえに悩むことがたくさんあって。オリジナル曲は、自分の曲なので自分で1から考えて解釈して積み上げていかないといけないので、もっと悩むことがたくさんあります。どちらにせよたくさん悩むし、たくさん考えるし、たくさん好きなのであまり変わらないです。
でも、オリジナル曲は「これはカンザキイオリさんが私のために作ってくれた曲なのかー」と思うと、感謝の土下座をしたい気持ちになります。でもカバー曲もこんなに素敵な曲をこの世に生み落としてくれありがとう、と土下座をしたくなるので結局変わらないですね(笑)。


──受験のための一時活動休止が明けて、最初に披露されたオリジナル曲が“雛鳥”でした。初の投稿時からメロディの断片が公開されていた曲ですが、この曲に対する思い入れを教えてください。

まさかそこに伏線!って感じですよね。“雛鳥”はめちゃくちゃ最初のほうに1度レコーディングしていて、“糸”と同じタイミングだった気がします。本当にこれ私が歌っていいの?ってくらい素敵な曲しか書かないカンザキイオリさんは本当に最高です。
“雛鳥”には恋しい気持ちとか愛しい気持ちとかそういうのも入ってると思うのですが、なんせ15年しか生きていないもので実際の経験がなく。ほぼ妄想で歌ってるんですが、妄想癖もすごいので止まらないんです。それをどう表現するかっていうのも考えながら歌いました。


──カンザキイオリさんの手がける楽曲には、高度な音楽性だけでなく、とても生々しく入り組んだ心模様が込められていると思います。楽曲を通じて、人の感情の彩りを学んでいる感覚はありますか。

カンザキイオリさんは本当にすごいんですよ! 頭の中を少し覗かせて頂きたいくらい。
人の感情の彩り……むずかしい(笑)。
でも人が考えてることって、本当にちゃんと100パーセント理解するのはなかなかむずかしいと思うんです。
現実では漫画のように心の声が見えたりはしないし、私は人の表情から読み取ることもあまりできないタイプの人間なので、人のこと考えるのがめんどくさいなと思ってたりしたんですけど、歌を歌う時に、これはどんな気持ちなんだろう?とかわからないことがよくあって、自分で感じることだけじゃ限度があるなと悟りました。
周りの人だけじゃなくて、Twitterとか、本とか、映画とか、自分が観たもの聴いたもの全てを思い起こしてどう歌うか考えるのすごく楽しい!ってなって、他人は何を思ってるのか? どんな気持ちがあるのか? たくさん知りたい!と思うようになりました。


──アルバムのタイトル『観測』に込めた意図を教えてください。

たくさんの人に観測してもらったから花譜は花譜になったので、いちばん最初のアルバムはこの言葉以外あり得ないと、運営さんやカンザキさんとお話しして決めました。
ファンの方々を指す名称も観測者というんです。


──『観測』からは、戸惑い苦しみながらも、生きる道を探ろうとする歌の主人公=花譜の姿がより立体的に見えてくる気がしました。シンガーとして楽曲に命を吹き込むとき、どのような苦しみや喜びを経験してきましたか。

苦しい程のことはまだないですが前まではYouTubeのコメントとか見ててひとつ嫌い、ってコメントがあるだけでもそれだけがずっと心に残って気になってしまったり。
でも感性は人それぞれなのでしょうがないなと思って、今は気にならなくなったし、いいとか好き!って言って認めてくれる方がいるのが本当に救いだし、本当に嬉しくてたまらないです。あと、私がこだわって歌ってみたところに気づいてくれたりするのがとても嬉しいです。


──“不可解”の語り部分、《仮想世界とか、妄想だとか、そういうものこそ美しくなる。/ああなんだこの感情は、人間らしくない私だ。》という箇所は、バーチャルシンガーとしての存在意義を強く感じさせます。あなた自身、人の想像力の産物に惹かれる経験はありますか。

音楽だったり本だったり映画だったりお笑いだったりたくさんあります。たくさんの凄い人たちが生み出した歌や物語に影響を受けて今の自分があると思います。


──この質問表を作成しているときに、“エリカ”のMVが公開されました。個人的には『観測』の中でもとりわけ好きな1曲なのですが、この歌詞に綴られているように、人が成長することは痛みを知ることだとするなら、その痛みには価値があると思いますか。

私も“エリカ”好きです。痛みに価値があると思わないと、なんのために傷ついたかわからないし、報われないのでその痛みには意味があってほしいです。できるだけなくしたいものだけど。


──最後に花譜としての表現活動を続けていく中で、現時点での具体的な目標や夢は、どのようなものですか。

まずもっと歌が上手くなりたいです。目標は、どんな歌も自在に歌いこなせる人! あと楽器を弾きたいし、いつか自分でも曲を作れるようになりたいです。
もっとたくさんの人に私の歌を届けたいですね。夢は、憧れのラジオ番組に出ることです。
あとは私を好きって言ってくれる皆さんとお話をすることです。いつか叶えたいですね。


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