go!go!vanillas/Zepp Tokyo

go!go!vanillas/Zepp Tokyo - All photo by 浜野カズシAll photo by 浜野カズシ

●セットリスト
SE:We are go!
1.サクラサク
2.ヒンキーディンキーパーティークルー
3.ニューゲーム
4.FUZZ LOVE
5.ラッキースター
6.ストレンジャー
7.Ready Steady go!go!
8.パペット
9.グッドドギー
10.サウンドエスケープ
11.平成ペイン
12.デッドマンズチェイス
13.エマ
14.バイバイカラー
15.カウンターアクション
16.マジック
17.おはようカルチャー
(アンコール)
EN1.ナイトピクニック
EN2.アクロス ザ ユニバーシティ
EN3.ホラーショー
EN4.ギフト


「『FOOLs』ツアー25本回ってきましたよ! 今日も今までと変わらず、どこよりもバカで行きたいと思いますので! 東京のみなさんもバカになってくれよ!」
12月とは思えないほどの熱気に沸き返るZepp Tokyoのフロアが、牧達弥(Vo・G)のコールでさらなる多幸感に満ちあふれていく。ロックンロールの開放感を4人の闘争精神で無限増幅したような、歓喜の理想郷と呼びたいくらいのライブ空間がそこにはあった。

go!go!vanillas/Zepp Tokyo
7月リリースの最新アルバム『FOOLs』を携えて、9月9日から25公演にわたって開催されてきたgo!go!vanillasの全国ツアー「go!go!vanillas『FOOLs』Tour 2017」のファイナル、東京・Zepp Tokyo公演。
アルバムのオープニングナンバーでもある“We are go!”が開演SEとして流れると、瞬時にクライマックス級の熱量とクラップ巻き起こるフロアを、バニラズは“サクラサク”の疾走ロックンロールで怒濤の高揚感で包み込み、“ヒンキーディンキーパーティークルー”でジェットセイヤ(Dr)が勢い余って立ち上がりながら繰り出す荒馬ロデオ的なビート感、さらに“ニューゲーム”で4人一丸となって描き出すでっかい躍動感が、満場のオーディエンスをクラップとジャンプの渦へと叩き込み、会場を激しく揺さぶっていく。

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「待たせたなZepp Tokyo! さらにバカになってもらいたいんですけども、いいですか?」という牧のコールから流れ込んだ“FUZZ LOVE”では、レコーディングにも参加していたホーンセクション:FIRE HORNSが登場、パワフルなメロディによりいっそう鮮烈な色彩感を与えていく。
牧達弥/長谷川プリティ敬祐(B)/ジェットセイヤ/柳沢進太郎(G)の4人それぞれが強烈な推進力を持ったエンジンとなって叩き出す、獰猛で誠実なロックンロールの爆走感。「かかってこいや!」のコールとともに柳沢のボーカルが炸裂した“ストレンジャー”など、本編17曲の大半を、“ラッキースター”(アルバム『FOOLs』の楽曲)や“Ready Steady go!go!”(シングル『平成ペイン』カップリング曲)といった最新モードの楽曲群で構成した選曲。そして、ライブの随所で空間を彩っていたレーザー光線、さらに“サウンドエスケープ”でのスモーク&シャボン玉の特効など、観る者すべてをリミッター外れた多幸感へと導く演出の数々――。
それらすべてが渾然一体となって、バニラズ自身が「バカ」という言葉で掲げた「日常をドライブさせる『常軌を逸した楽しさ』」を実現していた。

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「平成でやり残したことない? みんな平成という時代を生きとるやろ? いい時代やと思わんか? 本当にいい時代やと思うよ俺は。戦争もなかったし。これだけ幸せな、平和な平成を、もっともっとぶちアゲて行こう!」という牧のコールに続けて、サラリーマン&OL姿のダンサーとともに披露した“平成ペイン”から、後半も圧巻の加速度でフロアを熱く震わせていく。
“デッドマンズチェイス”では長谷川→牧→セイヤ→柳沢とボーカルをリレーしつつ、牧がフロア最前列のオーディエンスに身を委ねながらギターソロを展開、さらにFIRE HORNSと8人のダンサーとともに突入した“エマ”で会場一面のジャンプの輪を描き出す。
“バイバイカラー”、“カウンターアクション”、“マジック”と歴代ロックンロールアンセムを畳み掛けた終盤の流れが、スリリングなくらいに痛快に、観客のエモーションを日常の足枷から解き放つかのような爆発力をもって響いていった。

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「俺らはやっぱり大きくなりたいと思うけど、あくまで音楽リスナーのひとりとして、いい音楽をみんなと一緒に――友達が家に来て『このバンドめっちゃいいんだよ! カッコよくね?』って言うような感覚を、ここにいるみんなとずっと共有したいと思って、バンドを続けました。こんだけたくさんの人と、その気持ちでつながれたんだなって思えて、めちゃめちゃ嬉しいです!」
そんな牧の万感の言葉とともに、本編の最後を飾ったナンバーは“おはようカルチャー”。フロア一丸となって♪オーオーオー と力いっぱい突き上げるシンガロングが、バニラズとオーディエンスの信頼関係を証明するかのように強く、高らかに広がっていった。

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アンコールでは再び会場一面にシャボン玉の舞い踊る中“ナイトピクニック”からスタート。これで『FOOLs』全曲コンプリートしたところで、ステージ背後にバンドロゴのバックドロップが登場、一転して“アクロス ザ ユニバーシティ”、“ホラーショー”といったインディーズ期からの楽曲を立て続けに演奏。汗ばむくらいの熱気はさらに天井知らずに高まっていく。

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「いろんなつらいこともあるけど、やっぱり『どんだけ楽しめるか』っていうか、その気力を持てるかどうかが一番大切だと思います」とフロアに語りかける牧。「弱音を吐くのも、足を引っ張るのも誰でもできる。でも、誰かが前に引っ張っていくのも気力が要る。で、それは楽しい人のところにしか付いて来ないと俺は思ってます。僕たちはそれを自分たちで示していきたいし、みなさんも日常生活の中で、自分で率先してバカになって楽しんでいってほしいなと。そして、疲れたらまた、俺たちのライブに遊びに来てください」――そんな言葉と銀テープのキャノン砲とともに流れ込んだ最後の“ギフト”が、一面のクラップと響き合って、ツアーの最高のフィナーレの風景を生み出していた。

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すべての演奏を終えた後、来年3月10日(土)から新たに対バンツアーを開催することが発表されると、会場に驚きと感激の大歓声が広がる。「これからも、もっとカッコいい音楽を作って、一緒にみんなとバカをしたいと思ってますので。これからも、go!go!vanillasをよろしくお願いします!」――オフマイクで決意を叫び上げる牧に、そして4人で手を取り合い一礼する姿に、惜しみない拍手喝采が沸き起こった。

2018年の対バンツアー「FOOLs Tour 2018~音楽馬鹿達と春のナイトピクニック~」は全11公演(初日の沖縄公演のみワンマン)。彼らがリスペクトをこめて「生粋のバカヤロウたち」と呼んでいたゲストアクトの発表も、2018年のさらなるバニラズ快進撃も、今から楽しみで仕方がない。(高橋智樹)

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