Perfume @ 横浜BLITZ

Perfume @ 横浜BLITZ - PerfumePerfume
すげー。女子3人のみで、これほど巨大なエンターテインメント空間が作り出せるんだ。自身初となるワンマン・ツアーのファイナルは、ここ一連の“Perfume現象”を総括し、そしてその先へと進むための大きなターニング・ポイントとして、絶好の場となった。

アルバム曲中1、2を争うほどエッジの効いたトラック“GAME”で幕をあけたライブ。冒頭から3人のテンションがとにかく凄まじく、このファイナルにかける意気込みが半端じゃないことを感じさせてくれる。あまりの濃密さに、4曲目の“コンピュータードライビング”が終わるころには正直、「これ、最後まで持つんだろうか」と心配になったが、ダンスのキレやオーディエンスとの掛け合いも、曲が進むごとにどんどん勢いを増していく。結局、アンコール・ラストまで、全く息切れすることなく、このテンションを維持し続けたその体力には、ただただ驚かされた。

また中田ヤスタカの仕事は、クラブ・シーンのみならず、こうしたライブ空間においてもPerfumeの楽曲がおもいっきり映え、そしてノレるものであるということをまざまざと証明してくれた(一歩間違えたら、これ、ダイブすら起こるんじゃないかと思うほど、スタンディング・ゾーンの盛り上がりは凄まじかった)。ヴィジョンやライティングにしても、いたずらに3人のヴィジュアルを強調するものではなく、あくまでアルバムの世界観を踏襲したシンプルでスタイリッシュな演出に徹していた。どこにこのユニットの魅力があり、そして客が一体何を求めているのかということを、Perfumeのスタッフは本当によく心得ている。

そして何よりもこの日のライブは、のっち、あ〜ちゃん、かしゆかの3人によるエンターテナーとしての“人力”がひたすら目に焼きついた。歌い、踊り、走り、喋り、客と掛け合い、そして客をイジるということを約2時間半の中で全てやり切ったのだが、本当にどの局面でも外さないし、徹底している。たとえばツアー各所で披露されてきたストーリー仕立ての「寸劇」にしても、このファイナルで各所のダイジェスト版・全編を一気に披露したのだが、これも予定調和というよりは、とにかくやらなきゃ気がすまないんだろう、3人自身が。で、こうしたサービス精神が、過剰で嫌味なものに全く感じられないところも、彼女たちが広く愛されている理由なのだ。

アンコール・ラストでは、メンバーには内緒で事前にお客さん全員に配られていたサイリウムが一斉に発光。ファイナルならではのサプライズ演出に、思わず3人全員大泣きしていたが、終演後に挨拶したときの彼女たちは、参戦が決まっている夏フェスや11月の武道館2DAYSに向け、早くも気を引き締めているような印象を受けた。一過性の"現象"ではなく、音楽シーンにおける確固たる“存在”へ、Perfumeが大きな一歩を踏み出そうとしている。(洪弘基)

Perfume First Tour“GAME”

M1 GAME
M2 エレクトロ・ワールド
M3 コンピューターシティ
M4 コンピュータードライビング
M5 Twinkle Snow Powdery Snow
M6 Baby cruising Love
M7 ファンデーション
M8 Take me Take me
M9 シークレットシークレット
M10 マカロニ
M11 ポリリズム
M12 チョコレイト・ディスコ
M13 パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
M14 ジェニーはご機嫌ななめ
M15 Perfume

EN1 セラミックガール
EN2 彼氏募集中
EN3 wonder 2
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