the telephones/Zepp Tokyo

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●セットリスト
1. D.A.N.C.E to the telephones}!!!
2. Monkey Discooooooo
3. HABANERO
4. DaDaDa
5. Baby,Baby,Baby
6. Jesus
7.clashed mirror ball
8. Broken Government~理想の世界~
9. A.B.C.DISCO
10. Re:Life
11. Light Your Fire
12. electric girl
13. with one
14. Yeah Yeah Yeah
15. Ex-Boyfriend
16. A A U U O O O
17. Don’t Stop The Move, Keep On Dancing!!!
18. Keep Your DISCO!!!
19. I Hate DISCOOOOOOO!!!
20. Love&DISCO
(アンコール)
EN1. sick rocks
EN2. Urban Disco



the telephones/Zepp Tokyo

2015年から「活動休止期間=圏外」となっていたが、メジャーデビュー10周年を迎えた今年、本人たちの言葉を借りるならば「一瞬電波が入った状態」となっていたthe telephones。そんな2019年の締め括りとして行われたのが、12月15日にZepp Tokyoで行われたワンマンライブ。会場内のフロアは、踊りたくて堪らない様子の人々で埋め尽くされていて、BGMの曲が終わる度に、雄叫びのような声が上がっていた。

ついに迎えた開演。ステージの中央、ドラムセットの真後ろにセッティングされているミラーボールがダイヤモンドのように輝いて、石毛輝(Vo・G・Synthesizer)、長島涼平(B・Cho)、岡本伸明(Synthesizer・Cowbell・Shriek)、松本誠治(Dr)が登場。“D.A.N.C.E to the telephones!!!”がスタートした。ステージから押し寄せる熱いサウンドに刺激されて、一斉に踊り始めた観客のテンションの高さが只事ではない。放り込まれた肉塊に食らいつく大量のピラニアのような野性的な興奮が、フロア全体を完全に支配していた。続いて“Monkey Discooooooo”。「猿のように踊れ!」という石毛の言葉を待つまでもなく、既に無我夢中で踊りまくっていた人々の群れは、まるでグラグラと沸き立つ鍋のよう。そして、“HABANERO”へと雪崩れ込むと、フロアは激辛のハバネロが大量投入されたかのような刺激まみれの様相を呈していた。the telephonesのライブを久しぶりに観た人もたくさんいたのだと思うが、無上の恍惚を噛み締めていたのではないだろうか。

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フロアに降りた岡本が扉から外に出て行ったと思ったら、いきなり2階席に現れてカウベルを叩きまくった“Baby,Baby,Baby”。フロアの天井、ステージの左右、ドラムセットの真後ろ――合計4つのミラーボールが放つ光が入り混じり、神々しいダンス空間を作り上げていた“clashed mirror ball”。掲げた腕を激しく振りながら踊っていた観客の間から大合唱も起こっていた“A.B.C.DISCO”……などなど、多彩な曲が披露された後に迎えたMCタイム。「火がめちゃくちゃ綺麗なんですよ」と、新しいグッズのライターが、とても気に入っている旨を語っていた岡本。そして、「テレフォンズのライターは特別で、カチッ!と火を点けるとみんなの心に火が灯るんですよ。心に火を灯して踊ろうぜ」と石毛が言って“Light Your Fire”がスタートした。10月11日に配信がスタートしたこの曲が演奏されている時、飛び跳ねながら踊っている観客の胸の内で、真っ赤な興奮の炎がメラメラと燃え盛っているのを確かに感じた。続いて、“electric girl”や“with one”もフロアを狂乱のダンスで震わせた後、“Yeah Yeah Yeah”を皮切りに終盤戦が幕開けた時点で、Zepp Tokyoは、本能を剥き出しにして踊る人だらけのディスコと化していた。《a a u u o o o》と歌いながら両腕を使ってアルファベットを描く観客の一体感が素晴らしかった“A A U U O O O”。アドレナリンの分泌を果てしなく促進する恐るべきダンスサウンドが生まれていた“Don’t Stop The Move, Keep On Dancing!!!”……歌って踊る喜びを露わにし続けた観客の姿が、石毛はとても嬉しかったのだろう。「まじで『バンド何年やってんだよ?』って感じだけど、自分たちの曲を大合唱されると、グッとくるもんがありますわ!」と言っていた。

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「俺たちの魔法の言葉、『DISCO!!!』を一緒に叫ぼうぜ!」と観客に呼びかけた石毛。「We are」、「DISCO!!!」というコール&レスポンスが激しく交わされる中、まるで何かの封印を解くかのように上半身裸となった岡本が、猛烈な歓声を浴びてスタートした“Keep Your DISCO!!!”も、途轍もない大合唱の嵐。その次の“I Hate DISCOOOOOOO!!!”は、ちょっと怖くなるくらい強烈な爆音がフロアを揺さぶっていた。そして、本編ラストを締め括ったのは、“Love&DISCO”。《Love and DISCO!!!》と大声で叫びながら踊っている観客だらけのフロアのムードは、エネルギッシュであると同時にピースフル。the telephonesのファンにとって、「DISCO」は「Love」と同義語なのだなと実感させられる風景であった。

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鳴りやまない手拍子に応えてステージに戻ってきた4人。アンコールの1曲目“sick rocks”が披露された後、石毛は「ワンマンだから言いたいことがある!」と、語り始めた。「メジャーデビュー10周年と題して、活動休止期間にもかかわらず、しれっと活動してたテレフォンズ。いい感じだったので、2020年は、結成15周年と気づいてしまいました。なので……それをきっかけに本格的に活動再開するぜ!」という発表が飛び出した瞬間、観客は拍手喝采。2020年の春にニューアルバムをリリース。結成15周年記念日の5月21日(木)には新木場STUDIO COASTでスペシャルゲストを招いたイベントを開催することも告げられて、歓喜の声が上がり続けていた。

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「来年、15周年でしょ? 2025年で20周年でしょ? 20周年、さいたまスーパーアリーナでやるわ! さっき決めたから。ちなみに、まだ会場を押さえているわけじゃないんだけど(笑)」という岡本のフライング気味の言葉は、完全復活するthe telephonesに対する熱い気持ちに満ちていた。そして、「まあ、いろいろあった。いろいろあったからこそ、今のテレフォンズが一番かっこいいと俺は思います。2020年、さらにかっこよくなります!」と石毛が宣言して、“Urban Disco”がスタート。発射された金色と銀色のテープを握り締めながら踊った観客の姿が、とても美しかった。「ほんとにありがとうございます! 来年からもよろしく!」という石毛の言葉と共に演奏がエンディングを迎えた時、特大級の拍手が、the telephonesの完全復活を改めて祝福。感無量の表情を浮かべたメンバーたちと観客は、どんなミラーボールにも負けないくらい輝いていた。(田中大)

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