特にTHE MAD CAPSULE MARKETSのKYONOの新プロジェクトである、WAGDUG FUTURISTIC UNITYは大阪・東京のサマーソニック08を経て3回目のライブ! 国内外のラウドロック・ファン垂涎ものの人物からサウンドを提供されて完成されたアルバム『HAKAI』。そのアルバムの1曲目から7曲目までを順追って、そして10曲目の“CHAOSTIC RADIO”、最後にバッドブレインズの“Sailin’ On”のカバーを披露(サマソニではThe Damnedの“NU ROSE”でした。どちらも選曲最高!)。これだけ演っても約30分! KYONO本人も「短いけど」とは言っていたけど、その30分が瞬時に感じられるほど圧倒されまくりのライブだった。
WAGDUGのライブ編成は高速デジタルビートの上に生のドラム、ギター、ベースが重なるバンド形式。そして、時にコーラスで吠えるハンディカムを構えた男が独り。この人物がまた、歌っていないときはKYONOや他のメンバーやフロアを撮影しているんだけど、獣のようにステージをのた打ち回り、KYONOのハードコアな歌声とそれこそ破壊的でヘヴィな轟音とともに観客を狂気の世界へと誘っていた。そして背後のスクリーンにはエキセントリックなVJの映像が映し出され、聴覚視覚両方にぐいぐい突き刺さってくるような激しさが満ち溢れていた。
さらに続くはRIZE。今年5月にギターの中尾が脱退して3人になったのだが、音のぶ厚さ、メンバーのクレイジーな動きっぷりはやはりRIZE! より激しさに磨きがかかったようで、ミクスチャーを飛び超えたヘヴィな音のなか、3人ともが髪を振り乱し、激しく煽るステージ、そしてJESSEがセキュリティの制止を無理やり振り切り、ダイヴして前に来た女性をステージに引き挙げ歌わせるなど、彼らも狂気じみたパフォーマンスで魅せてくれた。
曲構成は最新アルバムからの“ハエ”や名曲のカバー“ピンクスパイダー”から初期の“カミナリ”まで全10曲。最後にはJESSEがギターを弾きながら客席へダイヴ! そしてそのままフロアの中央右手の黒いバーの上に立ってギターを掻き鳴らす!! 最初から最後まで全力疾走でハードなステージだった。
大歓声が鳴り止まぬまま3人がステージを去り、最後のMCのために<GG08>のオーガナイザー、ジョージ・ウィリアムズが向かってステージ右側から出てきたと思ったら、左側からはなんとRIZEの3人が!! それに素でびっくりするジョージ! アンコールがあるなんてまったく聞かされてなかったらしい。たぶん、そのまま終わったのではRIZEの高ぶった気分が納まらなかったのだろう。そこでジョージは脇に去ろうとしたみたいだが、JESSEに「一緒にやろうよ!」と言われたらしく、ステージ真ん中でサビに合わせてジャンプしたりハットをフロアに投げ込んだりして1曲まるごとステージに居続け観客を盛り上げていた。
そしてそのアンコールが終わった後には、今夜も出演者全員揃って観客との記念写真の撮影が。この写真はオフィシャル・サイトでのスタッフブログで見れるそうです! <GG08>は今週の土曜日のファイナルまで、まだまだ続きます!!(石井彩子)