フジファブリック @ Zepp Tokyo

サーファーキドリツアーのファイナルということで、ギター&ヴォーカル志村はアロハシャツ、ベース加藤はサングラス着用。そんな遊び心が、ライヴの随所にも感じられた。最新シングル“Surfer King”では、音源のスカパラのホーン隊の変わりに、キーボード金澤が若干不慣れな動きでトランペットを吹き、その先からは緑のレーザーが。そして、山内のギターからも同じくレーザーが放たれ、場内は大興奮。アンコールの“虹”では、金澤が突然2階に現れ、キーボードを弾きながら1階に戻り、ステージ上を走り回るという驚きの演出。ライブを盛り上げるための新しい試みは、決してがむしゃらなものではなく、フジファブリックというバンドの楽しませ方を、自分たち自身がしっかりとものにしているという、懐の深さを感じさせた。
 
ドラマーが脱退したこともあり、正式な音源リリースは約1年半空いてしまったため、久々のリリースツアーだ。ようやくリリース攻勢が始まったとばかりに、エネルギー全開。斬新で妖艶な新曲も披露された。    

既発曲のアレンジには大胆な遊びが見られ、アンサンブルはタイトで奥行きがあった。これまでのフジファブリックの良さにさらに広がりを持たせ、今後の期待も大きく膨らむ、素晴らしいライヴだった。(小松香里)
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