デヴィッド・ボウイが自身のフェイスブックに、ボウイの1977年の『英雄夢語り(ヒーローズ)』のジャケットを模した、ダフト・パンク風のロボットがポーズを取っている画像とともに、コロムビア・レコード代表のロブ・ストリンガー社長を称えるスピーチ文をアップしている。
4月24日にロンドンで開催されたミュージック・ウィーク誌のミュージック・ウィーク賞でコロムビア・レコード代表のロブ・ストリンガーが影響力のある音楽業界人に贈られるストラト賞を授与されることになり、ストリンガー社長を称えるスピーチ文をデヴィッド・ボウイがしたためたもの。
スピーチは次のような内容になっていた。
「ニューヨークのソニーにあるロブのオフィスを初めて訪ねてドアをノックしてみた時、そのドアを開けたのがダフト・パンクのメンバーだったと知った時のぼくの驚きがどれほどのものだったか、ここにいるみなさんにもおわかりになると思う。この人物はなんにも言わずに仕草だけでぼくを招き入れ、社長席の右手にある座り心地のよさそうなシングルソファーに腰を下ろすように差し示し、社長席の机を回ってこの人物は社長席の椅子に腰をかけたんだ。
それから電飾で光り輝くヘルメットをこの人物は外した。
すると中身の人物はロブだったんだね。
『ぼくはね』とロブは言ったんだよ。『自分のアーティストのためならここまでやるんだよ』ってね。それからぼくはロブがこの日、マンハッタンのクラブで開かれたランチタイム・ライヴでダフト・パンクの3番目のエグゼキュティヴ・メンバーとしてライヴに客演しただけでなく、バーニーズ・ニューヨークではディラン学シンポジウムを主催し、ロンドン・グラマーの新曲に参加してはファルセット・ヴォーカルを提供し、テレビ番組『glee/グリー』の出演者のためにワン・ダイレクションの感動的なダンス・ナンバー"ゼイ・ドント・ノウ・アバウト・アス"に合わせる振付の考案もやってのけていたことを知ることになったんだ。
ボブの人となりと知っている身としては、ロブが今夜、最も栄えある賞となるザ・ストラト賞を授賞されたことになんの驚きも感じないよ。
ロブの情熱を注がれることになると、アーティストは長い期間に亙る支援という恩恵にあずかることになるけど、こうした形での応援は残念ながら今の音楽業界ではなかなかみかけられないものになってしまってるんだよね。
ロブは今年ぼくの新作用にパーカショニストとして参加してもらっているけど、ルートン・タウンFC(イギリスの5部リーグ所属サッカー・クラブ)の試合日程のため、何度か土曜日を外させてほしいとお願いされた時、ぼくには断りようがなかったよ。ぼくの新作アルバムをその手腕で世界中でチャート1位にしてくれた人物へのよしみとしてはあまりにも小さいものだからね。
ロブ、ザ・ストラット賞おめでとう。きみはスターだよ。
デヴィッド・ボウイ 2014」
スピーチの原文と、ダフト・パンク風のロボットがモデルとなっている『英雄夢語り(ヒーローズ)』のジャケットを見るにはこちらから→
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