アル・グリーンのギタリスト/ソングライターとして活躍したメイボン・ホッジスが他界
2014.06.26 11:30
アル・グリーンのギタリストやソングライターとして活躍したメイボン・ティーニー・ホッジスが肺気腫の合併症により6月22日に他界した。享年68だった。
メイボンはメンフィスのハイ・レコードの箱バンドのメンバーとして有名で、特にアル・グリーンの"ヒア・アイ・アム"、"テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー"、"ラヴ・アンド・ハピネス"などの代表曲への参加や作曲面での貢献で知られている。そのアル・グリーンはメイボンの活動を次のように振り返っている。
「メイボンはそんなに弾きまくるわけじゃないんだけど、弾くものはものすごく洗練されてるんだよ。ちょっとギターを弾いて、ほんとに舐めただけのような演奏なのに、ずばりっていうところで弾くからものすごく重要なパートになるんだ」
その後、"テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー"はカヴァーとして初期のトーキング・ヘッズの代表曲となり、アル・グリーンがヒップホップ・プロデューサーの定番サンプル・ネタともなったことで、メイボンの存在も知られ続けることになった。また、自身の甥がドレイクである関係から、ドレイクの昨年の"ワースト・ビヘイビア"のビデオにも客演している。
昨年にはドキュメンタリー作品『Mabon 'Teenie' Hodges: A Portrait of a Memphis Soul Original』がリリースされ、サウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルへの出演も果たしたばかりだった。その後、肺炎に倒れ、入院を続けていたという。