テイラー・スウィフト、音楽やアーティストの今後のあり方について新聞に寄稿

テイラー・スウィフト、音楽やアーティストの今後のあり方について新聞に寄稿

テイラー・スウィフトはザ・ウォール・ストリート・ジャーナル紙の意見ページに寄稿し、変動が激しい現在の音楽業界にあっても、自分や自分の作品を安売りするつもりはないという持論を訴えている。また、自身が期待している音楽の世界の将来像とは次のようなものだと語っている。

「最近では、メジャーなレコーディング・アーティストが自分の作品を、プロモーション・キャンペーンだとか独占提供などといって、実質的に無償に近い形で提供しているというような記事を読んだことのある人も多いのではないかと思います。でも、わたしが未来に希望するものとは、音楽産業だけではなくて、わたしが出会う女の子一人一人が全員、自分の価値というものをよく自覚して、その対価をきちんと要求していければいいなということなのです」

また、インターネットの普及によって違法ダウンロードなどの海賊行為が横行し、音楽産業の収益が大きくそがれただけでなく、音楽に対する価値観が大きく変わったということが事実だとしても、音楽は今も価値あるものであり、その対価に見合うだけのものだとテイラーは訴えている。

「音楽はアートであって、アートとはとてもかけがえのない希少なものなのです。かけがえのない、希少なものは価値があるものです。価値があるものにはそれにふさわしい対価が支払われるべきです。わたしは音楽がただであるべきではないと思うし、個人個人のアーティストやレーベルもアルバムとはいくらであるべきものなのか、いずれ決めていくことになると思います。わたしとしては、その時、皆が自分たち自身や自分たちのアートそのものを過小評価しないことを願ってやみません」

そもそも音楽にそれだけの価値があるのは、音楽に「心を射抜かれたように感じたり、心を強く持てるきっかけになったり、孤独だと感じることが実は孤独なことではないと知るきっかけになるから」だとテイラーは説明していて、すぐに忘れてしまうような音楽ももちろんある中で、かけがえなく思う音楽もまたあるのだと述べている。また、そうした意味で、自身の父がビーチ・ボーイズを、あるいは自身の母がカーリー・サイモンを愛してやまないように、自分もそうした関係を自分のリスナーと築いていきたいと綴っている。

ただ、そのためにはリスナーやオーディエンスに対して常に刺激を提供していかなければならないことも確かだとテイラーは訴え、自身のツアーで無数のゲスト・パフォーマンスを実現させていったのもそういう理由からだと説明している。その一方で、たとえばツイッターのフォロワー数でキャリアが左右されてしまうような時代がすでに到来しているのも自覚していると断っていて、自身もマイ・スペースでの活躍があってこそ2005年のレコード契約に繋がったのだと認めている。さらに、おそらく今後もファンとのインタラクティヴな関係を評価されて契約を手中にしていくアーティストは増えていくだろうと分析している。

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