スティーヴィー・ワンダー、黒人少年銃殺事件が起きたファーガソン市市長の発言を批判

スティーヴィー・ワンダー、黒人少年銃殺事件が起きたファーガソン市市長の発言を批判

先月ミズーリ州ファーガソンで起きた警官による黒人少年銃殺事件について、スティーヴィー・ワンダーが意見している。

事件はその後大規模な市民の抗議デモへと発展したが、ファーガソン市のジェイムス・ノウルズ市長がファーガソン市に人種的な差別や対立などないと発言したことについてスティーヴィーは次のようにABCニュースに語っている。

「市長が目隠しをつけているのかどうかは知らないけど、この都市に人種的、もしくは文化的な問題があったことを市長が知らなかったというのは問題だよ」

なお、アメリカではこの銃撃現場の新しい証言ビデオが浮上していて、少年は警官に銃撃された時、完全に両手を上げていて、警官が脅かされている様子はまったくなかったと証言しているという。

スティーヴィーはこうした事件や中東での状況が自分の創作活動を触発することになると次のように語っている。

「善いもの、悪いもの、そして醜いもの、ぼくはそういうものはすべて経験してきたよ。そういうことはつぶさに調べるんだ。こうした悲惨な出来事に、ぼくはいつだって書くようにけしかけられるんだよ。そういう間違ったところからどうすれば正しい場所へとまた持って行けるのかってね。残念なことに、ぼくたちが今生きているのは消費財としての愛がまかり通っているような時代だからね、本当の意味で人生の価値を見出し、愛の価値を見出し、そしてお互いの価値を見出すことからまずは始めなきゃだめなんだよ」

なお、スティーヴィーは1976年の傑作『キー・オブ・ライフ』の全曲ライヴを行うをツアーに11月から乗り出す予定になっている。

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