洋邦問わないバンド音楽、ジャズやR&Bなど、メンバーそれぞれが幅広い音楽的バックグラウンドを持ち、その個性を組み合わせて独特で緻密なポップスに昇華させる3ピースバンド・pachae。
新曲“ふたりじめ”は、そんなpachaeらしさが散りばめられつつもすごく王道なラブソングに仕上がっている。
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』2月号のインタビューでは、コンポーザーの音山大亮(Vo・G)が、今まで以上に「人間っぽい曲」になったと語っていた。音楽的アプローチの手数の多さでリスナーを圧倒するのではなく、恋愛がもたらしてくれる温かくて切ない気持ちをそのまま切り取ったようなストレートな表現からは、pachaeの音楽の柔軟性とポップスバンドとしてのポテンシャルの高さが窺える。
以前のインタビューで、アニメが大好きでアニメの曲をたくさん書きたいと音山は語っていたが、今作もアニメ『この会社に好きな⼈がいます』エンディング主題歌の書き下ろしとなっており、作品に寄り添って新しい一面を見せてくれるソングライターとしての頼もしさも感じた。
配信中の新曲を聴きながら、楽曲に込めたバンドの想いを誌面でチェックしてほしい。そして、去年彼らのライブパフォーマンスも観させてもらったが、音源以上に人間っぽさを感じる楽しい空間なので、機会があればぜひ目撃してほしい。(有本早季)
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器用×ストレートの相乗効果が生んだ、pachae流の王道ラブソング“ふたりじめ”に込められた想いに迫りました!
2025.01.16 17:00