ロバート・プラントは8億ドル(約922億円)近いギャラのレッド・ツェッペリン再結成のオファーを蹴ったという報道を否定している。
ロバートは先頃、リチャード・ブランソンからのツェッペリン再結成連続公演を持ちかけられながら、その契約書を破り捨て8億ドル近い報酬も一蹴してみせたと伝えられているが、ロバートの広報はこの報道の真偽についてただ「ガセ」とだけコメントしている。
その一方でジミー・ペイジはラジオ業界の情報サイト、パルス・オブ・レディオに当時の自分たちの感じていた手応えを次のように答えている。
「ぼくたちには自分たちがすごいことをやっているのはわかってたんだ。ほかの誰とも違ってたし、誰がやっていることとも違ってたから、すごく重要なことをやってるとわかってたよ。だからこそ、意味があったっていうことなんだろうし、そのレヴェルに達していたというだけでも、純粋に過激なことだったんだ。4人のミュージシャンがそれぞれに演奏していた音の構成というか、音の総量とでもいうのかな、その錬金術的な成果といい、レッド・ツェッペリンが不可思議な要素を感じさせるのは基本的にそういうことのせいなんじゃないかとぼくは思うよ」
その一方でロバートもパルス・オブ・レディオにかつて次のようにツェッペリンについて語っている。
「こうは言いたくないけど、とても若々しく感じるものだったんだよ。次になにが起きるのかまったくわからないと感じてて、でも、それで全然構わないと思ってたわけで、それは本当に素晴らしいことだったんだ。ぼくには自分の好きな曲はよくわかってるし、ぼくの思い入れの強い曲はある種のジャンルに属するものなんだよね、自作曲じゃなかったとしてもね。それに自分と同じような方向に似通った形で傾倒している人たちと一緒にやってたわけだからね」