11月19日にライヴ映像作品『バイオフィリア・ライヴ』をリリースしたビョークが、自身のキャリアを振り返る本を来年3月に刊行することが明らかになっている。同書にはビデオ・アーティストのクリス・カニンガムやスパイク・ジョーンズらも協力しているという。
タイトルは『Björk: Archives』といって、詩や学術論文、哲学論、写真などの構成によりビョークの足跡を辿るものになり、3月30日に刊行されると音楽サイトのコンシクエンス・オブ・サウンドが伝えている。
本はビョーク公認のオフィシャル本で、クリス・カニンガムやスパイク・ジョーンズといったこれまでビョークとのコラボレーションを行ったアーティストらからの寄稿も収録されるという。ほかにはアイスランドの詩人ショーン、音楽理論博士のニコラ・ディベンらも寄稿しており、序文はニューヨーク近代美術館のキュレーターを務めているクラウス・ビーゼンバッハが執筆するという。
また、収録された写真にはナン・ゴルディン、ユルゲン・テラー、イネス・アンド・ヴィノード、荒木経惟らの作品が含まれている。
なお、『バイオフィリア・ライヴ』は昨年9月にロンドンのアレクサンドラ・パレスで行われたライヴを収録していて、『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』のピーター・ストリックランドが監督を務めている。ボーナス映像には東京の日本科学未来館でのライヴ映像も収録されている。
また、カニエ・ウェストの『イーザス』に参加していたプロデューサーのアルカがビョークの次回作に参加することを明らかにしている。
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