なんと! ビョークが15年ぶりに魔女役で映画出演決定。しかも『The Lighthouse』、『The Witch』のロジャー・エガーズ監督によるバイキングの復讐劇

なんと! ビョークが15年ぶりに魔女役で映画出演決定。しかも『The Lighthouse』、『The Witch』のロジャー・エガーズ監督によるバイキングの復讐劇

ビョークが、なんと15年ぶりに映画出演すると発表された。The Playlistが報じている。
https://theplaylist.net/bjork-kate-dickey-join-robert-eggers-the-northman-viking-revenge-movie-20200819/


さらにその監督は、最近ならロバート・パティンソンとウィレム・デフォー、そして巨大タコしか出て来ない狂気のモノクロ傑作『The Lighthouse』や、注目されるきっかけとなったホラー映画『The Witch』を撮ったロバート・エガースだ!! ビョークが出演するのは、彼の最新作『The Northman』というから大興奮。しかもビョークの役は、スラブ民族の魔女!と言われても何なのかよく分からないが、でもとにかく面白そう。

作品の内容はまだ詳しく発表されていないが、分かっているのはバイキングの復讐劇で、10世紀のアイスランドが舞台。監督とともにアイスランドの作家Sjónが脚本を手がけている。Sjónは、ビョークとは『Post』の“Isobel”以来、『Biophillia』の“Cosmogonyl” 、“Virusl”、“Solsticel”にいたるまでコンスタントにコラボしている人物。それがきっかけでビョークも出演することになったのかもしれない。

この映画の出演者がとにかく豪華で、ニコール・キッドマンが女王役。他にアレクサンダー・スカルスガルドや『The Lighthouse』のウィレム・デフォー、『ウィッチ』のケイト・ディッキーなど。

実はすでに今年の3月、「アイスランド」ではなく「アイルランド」で撮影が開始したそうなのだが、コロナ禍のために中断。今月から撮影が再開したようだ。ただ、今ビョークが起用されたということは、もしかしたらあまり大きな役ではないのかもしれない。そうだとしても、どちらにしても楽しみ。

『The Lighthouse』はまだ日本で公開されてないのかな? 予告編はこちら。


さらにビョークは、当初8月の始めに観客を入れての有料ライブストリーミングを行なう予定だった

しかし残念ながらコロナが再拡大したため、延期になった。しかし今月の終わり、8月29日から4回の予定で行われることになった。


ひとつ良かったことは、当初は生でしかストリームをしないと言っていたが、それだと日本時間がかなり厳しい時間になってしまう。しかし、それぞれの国でファンがしっかりと観られるように、生でストリームするのに加えてそれぞれの国で1度だけ再放送することになった。

ライブは以下の日程で行われる。
8月19日 17:00 GMT 生のストリームは、日本時間20日午前2時
9月13日 17:00 GMT
9月19日 17:00 GMT
9月28日 20:00 GMT 生のストリームは、日本時間29日午前5時

しかし再放送はすべて日本時間の午後8時から開始される。

チケットは以下から買える。1枚ずつ$20で買うこともできるし、4枚全部を$60で買うこともできる。
https://dice.fm/search?query=bjork

また、実は当初は3回を予定していたのだが、現地ですぐにチケットが売り切れたため4回の開催となった。4回とも違う内容になる。

ビョークは今回の映画出演の前に、マシュー・バーニーの『拘束のドローイング』に主演している。金沢21世紀美術館のオープニングで上映された時、私も観に行った。


その前は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。オスカーで歌った“I've Seen It All”の映像はこちら。


この映画の撮影の時に、監督のラース・フォン・トリアーにセクハラを受けたとビョークは打ち明けていた。監督は否定している

(8月21日追記)
残念なことに、ビョークのライブがコロナの影響で再び延期になってしまった。開催は、来年の1月17日からとなった。

詳しい日程はこちら。チケットを買っていた人はリクエストすると返金される。
https://icelandairwaves.is/bjork/
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする