トム・デロング、ブリンク182からの脱退を否定

トム・デロング、ブリンク182からの脱退を否定

先頃、ブリンク182からの脱退が報じられたトム・デロングは脱退していないことをあらためて発表している。

バンド側はトムが無期限にバンドを脱退したことをローリング・ストーン誌などに先頃明らかにしていたが、これに対してトムはインスタグラムで「ファンのみんなに 俺はバンドはやめてないから」と釈明していた。

「実際、ついさっきニューヨークで予定されているブリンク182関連のイヴェントについて電話で話していたら、こうした変な報道が出回り始めたんだ」

「こうした報道は明らかにバンド側が認めたものなんだけど。俺たちは機能不全に陥っているのか。確かにそうだ。それにしても、なんとかならないのかな」

その後、トムの代理人は次のようにトムの声明を発表している。

「俺はバンドをやめたつもりなんかないです……唯一の事実は、俺にはいろいろ予定が詰まっていて、今年は動けないということなんだ。俺はブリンク182を愛しているし、ブリンク182をやめるつもりなんかないんだ」

なお、バンドは3月にフェス出演を予定しているが、こちらはアルカライン・トリオのマット・スキバがトムの代役を務めることが明らかにされている。その後、マーク・ホッパスとトラヴィス・バーカーは次のように説明している。

「全員で今度のフェスに出演して新作のレコーディングに入ると了解していたはずなのに、トムの方から理由を説明することもなく何度も中止を言い出して来てたんだよ。レコーディングに入る予定になってた日の1週間前にはマネージャーからメールが入って、トムは無期限でブリンク182関連の仕事には関わりたくないということで、音楽とは関係ない活動に時間を割きたいということだったんだ。もう怒ってはないけれども、それでもライヴや活動は続けていかなきゃならないんだよ」

なお、マークは当初ローリング・ストーン誌にこの経緯を次のように説明していた。

「レコーディングとライヴについてはっきりさせるんでかなり激しいメールのやりとりがあったんだけど、トムのマネージャーの返事は『トムは。やめた。』っていうものだったんだ。そっくりそんままの引用だよ。2004年にトムが無期限の活動休止を始めた時にもまったく同じメールをもらったんだよ」

なお、トムは昨年から自身の別プロジェクト、エンジェルズ・アンド・エアウェイヴスとしての活動を再開させている。マークは今回の事態について「ブリンクが10年前に解散した時とまったく同じ出来事が続いてるんだよ」と説明していて、その後の声明でマークとトラヴィスは「トムが個人的にバンドをやめていないつもりでももうバンドの一員ではない」と宣言している。なお、緊急に代役を務めるマット・スキバについては、アルカライン・トリオはやめないことが明らかにされている。

トムは昨年NMEにブリンクとしての新作をどのように形にしたらいいのかやり方をみつけたと語っていたばかりだった。ブリンクは活動やレコーディングについての意見の相違から2004年に活動休止に入ったが、08年にトラヴィスが飛行機事故で瀕死の重傷を負ったのを機に再結成。09年からツアーを再開し、11年に6枚目のアルバム『ネイバーフッズ』をリリースしていた。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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