キッスのジーン・シモンズ、プロレス団体WWEとホラー映画を3作品製作すると発表

キッスのジーン・シモンズ、プロレス団体WWEとホラー映画を3作品製作すると発表

今月3日の雛祭に行われた東京ドーム公演ではももいろクローバーZとのコラボレーション・シングル"夢の浮世に咲いてみな"を披露してみせたキッスだが、ジーン・シモンズは今度はプロレス団体のWWEとのコラボレーションでホラー映画を制作するという。

WWEはプロレス興行のほか映画製作にも多角経営として取り組んでいて2006年の『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』を皮切りにこれまで映画製作に乗り出しているが、ジーンとの映画プロジェクトもその一環として行われ、エレバス・ピクチャーズという名義で3作品の製作が予定されているという。最初の作品は『Temple』といって、今年から撮影から始まるとビルボード誌が伝えている。

映画の内容は「ある軍事施設の人工知能が作動しなくなって完全に施設が孤立してしまい、その施設に調査チームが送り込まれるが、事故の原因を調査し施設でもともと働いていたスタッフを殺戮した者らの正体を突き止めていくうちに調査チームのスタッフは超常的な経験にさらされていく」というものになっているという。

なお、ジーンはオーストラリアのニュース・サイトのニュース・コム・AUでザ・ローリング・ストーンズやU2がライヴ中にバック・トラックを使っていることを批判している。

「バンドが自分たちのライヴに対して客に100ドル(約1万2千円)要求してそれでバック・トラックを使っているという状況には問題があると思うんだ。それは食品の原材料表示と同じで、一番最初に砂糖が書かれてあれば、まだ正直だなっていうものなんだよね。だから、どのチケットにもきちんと表示されるべきだと俺は思うんだよ。100ドルもするわけだから、そのうちの30パーセントから50パーセントはバック・トラックで、たまに本当に歌うこともあるかもしれないけど、でも、口パクもあるだろうと。せめて正直にやれよっていう。バック・トラックについてとやかく言ってるわけじゃなくて、誠実さを問題にしたいんだよ」

「俺たちのライヴでは誰もシンセサイザーは使わないし、ドラムのサンプリングもないし、なんにもないんだ。そんなバンドは今時はすごく珍しいんだよ、AC/DC、メタリカ、俺たちくらいなもんだよ。U2やストーンズだって疑わしいもんだぜ。バック・トラックを使っていないバンドなんて今やほとんどいないんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2015
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