ラスト・ツアー実施中のキッス、ついに来日公演が決定! 時代を越えて現役であり続けたバンドの最後の勇姿を見逃すな!
2019.06.24 17:00
本日6月24日正午、先週から意味ありげなカウントダウンが続いていたキッスの日本公演特設サイトが正式にオープンし、一部スポーツ紙などで報じられていた12月のジャパン・ツアーに関する詳細が明らかになった。
キッスは「END OF THE ROAD WORLD TOUR」と銘打ちながら、文字通りのラスト・ツアーを今年の1月31日からスタートさせており、すでに一巡目の北米での日程を消化したのち、現在はヨーロッパ各地を巡演中だ。そして8月からはふたたび北米をサーキットし、11月から12月初頭にかけてはオーストラリアとニュージーランドでプレイすることになっている。そしてオセアニアから北上し、最後のジャパン・ツアーが決行されるわけである。
過去にもフェアウェル・ツアーを実施しておきながら解散/引退を撤回したことのあるキッスだが、もはや歴史が繰り返されることはないはずだ。今回オープンした特設サイトにも「さらばKISS!これが最後の日本公演! 史上最大規模のファイナル・ツアー」という叩き文句が躍っている。そして実際、史上最大規模という言葉も誇大表現ではなく、東京ドームや京セラドーム大阪ばかりではなく、彼らは仙台、盛岡、名古屋でもアリーナ・ショウを繰り広げることになる。ちなみに仙台公演は2015年に続いて二度目、盛岡公演の実現は初ということになる。公演日程は下記の通りだ。
12月8日(日)ゼビオアリーナ仙台
12月11日(水)東京ドーム
12月14日(土)盛岡タカヤアリーナ(盛岡市総合アリーナ)
12月17日(火)京セラドーム大阪
12月19日(木)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
今年の2月の時点で、デビュー・アルバムのリリースからちょうど45年を経ているキッス。70年代に多くのキッズをロック・ミュージックの世界へと誘い込んできたこのバンドは、80年代、90年代、そして21世紀に入ってからも、ずっとロック・バンドとして現役であり続けてきた。日本との縁も深く、1977年の初来日時から数えて、実に今回が通算12回目のジャパン・ツアーということになる。
そして、キッスといえば大仕掛けのステージ・パフォーマンスが楽しみなところでもあるが、今回のツアーでは当然ながらステージ・セットや演出要素もキッス史上最大級のものになっている。確かにチケット価格はあまり財布にやさしくはない。が、キッスのライブは、想像を超えることはあっても期待を裏切ることはない。これまで長い年月をこの怪物バンドと過ごしてきた人たちはもちろん、ずっと彼らのライブ・パフォーマンスに触れる機会に恵まれなかった人たちにも、このラスト・チャンスを逃さないで欲しい。(増田勇一)