5月4日にアメリカでテレビ放映され、日本でも6月27日(土)より劇場公開されることが決定したニルヴァーナのカート・コバーンの初のオフィシャル・ドキュメンタリー『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』だが、監督のブレット・モーゲンはドキュメンタリー用の資料から発掘したカートのソロ音源について語っている。
これまでモーゲン監督はドキュメンタリー用に200時間に及ぶ音源を発掘したことをニューヨークのタウン・サイト、ベッドフォード・アンド・バウアリーに明かしていて、「ニルヴァーナのアルバムとかじゃなくて、単にカートだっていうもんで、カートからまさか聴くとは思ってなかったようなことをカートに聴かされる内容になってるんだよ」と音源について語っていた。その後、この音源はカートのソロ作品としてリリースする予定もあると明らかになっている。
ここにきてモーゲン監督はカリフォルニア州サンタモニカのラジオ局KCRWの番組に出演し、この音源について説明していて、「お蔵入りになっていた音源を漁ったわけだけど、こう言うと言い過ぎだっていうのはわかってるんだけど、ぼくは今度の映画のために、たくさんの音源を解放してあげたと思ってるんだよ」と語っている。
「(音源を世に出すべきだと動いた)大元の動機は、あの当時は(カートとコートニーの娘で作品のエグゼキュティヴ・プロデューサーを務めている)フランシス・ビーンのためだったんだよね。映画は仕上げたけど、これだけ音源が転がってるわけだからさ。それをどうにかしろと誰にも言われてはいないんだよ。ただ、こつこつまとめてみて、それからカートの遺産管財団体にこれは世に出した方がいいと促してみたんだよ。最初は、映画を補完してくれる音源としていいかなって思ってただけなんだけど……そもそも、ぼくはこのアルバムで少しも儲かることはないわけだし」
これまでニルヴァーナの音源についてはその管理権をめぐってコートニー・ラヴと、元ニルヴァーナのデイヴ・グロールとクリス・ノヴォセリックとの間で激しく裁判で争われた経緯があるが、今回の音源についてモーゲン監督は「まとめたものをいろんな人に託しただけの話だから」とそれ以上は関わっていないことを強調している。
なお、ドキュメンタリー作品についてモーゲン監督はこれまで次のように語ってきている。
「この映画では文字通りカート・コバーンと一緒にこの人生を経験するわけで、カートの目を通して、またカートの経験を通してカートの人生を追体験するんだよ。ドキュメンタリー作品でそこまでのことがやれるのは本当に稀に見ることなんだ。この作品はこれまで成し遂げられたことのないこと、つまり、アメリカのアイコン的存在を引きずりおろすわけでもなく、また祀り上げるわけでもなく、カートと目と目で向き合ような形で、剥き出しで誠実なものとして提示していくという、そういう特別な機会になったんだ」
日本での劇場上映の詳細は以下の通り。
『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』
2015年6月27日(土)~ 1週間限定上映
会場:全国の映画館
料金:前売券 2,000円(税込)/ 劇場販売 2,200円(税込)
チケット:【全国共通前売鑑賞券】5月15日(金) 12:00 ~ 6月26日(金) 23:59
・イープラス:http://eplus.jp/cobain/ (PC、モバイル共通)
・全国のファミリーマート店内の端末「Famiポート」にて販売
※各映画館から発表される上映スケジュール決定後、映画館にて座席指定券との引き換えが必要です。
2015年/イギリス/HD/5.1ch/カラー/デジタル/125分(内12分は映画館限定映像)
監督・脚本・製作:ブレット・モーゲン
音楽:カート・コバーン&NIRVANA
製作総指揮:フランシス・ビーン・コバーン
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
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オフィシャル・サイト:http://liveviewing.jp/cobain/
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