カート・コバーンの自殺現場の写真公開を求めていた男の訴えが棄却処分に

カート・コバーンの自殺現場の写真公開を求めていた男の訴えが棄却処分に

1994年4月に猟銃自殺したニルヴァーナのカート・コバーンが死亡した現場の鑑識写真を公開するよう求めていた男の訴えが、7月31日にワシントン州キング郡の裁判所で却下された。

訴えを起こしたのはカートが警察も含めた何者かによって殺害されたという他殺説を主張しているリチャード・リーで、これまで一般には公開されていないカートの遺体などの現場の写真の公開を公文書公開法に基づいて求めていた。リーはカートの遺体の写真が公開されれば、カートが自殺ではなくて他殺されたことが明らかにわかるはずだと主張し、シアトル市キング郡を相手取って今回の訴訟を起こしていたとザ・シアトル・タイムズ紙が伝えている。

カートが自殺した現場の写真は現場の捜査と鑑識に当たったシアトル警察署が撮影しているが、警察の判断でコートニー・ラヴとフランシス・ビーン・コバーンら遺族のプライヴァシー保護のため、事件当初からカートの遺体の写真などはすべて非公開扱いとなってきていた。

今回の公判は陪審員による結審も伴う本裁判の前に、証拠や文書の妥当性を検証する予備的な段階のものだが、キング郡最高裁判所判事のテレサ・ドイルはさまざまな書類不備と手続き上の手違いを理由にリーの訴えを棄却した。地方最高裁なので、同じ訴えについてリーは今後は同じ裁判所ではもう控訴は出来ないことになるが、リーは内容を変えて改めて訴えを起こすと公判後に語っている。

コートニーとフランシスは公判前から写真を公開しないという市の方針を支持していて、フランシスは次のように声明を発表している。

「父の死の影響で、わたしはさまざまな個人的な問題をこれまで乗り越えなければなりませんでした。今回の写真が公になる可能性があるかもしれないというだけでも、充分、難しい問題になります。こうした写真が公開され、騒ぎ立てられることになれば、わたしたち遺族にとっては言葉に出来ないほどの苦痛をもたらすことになるでしょう」

なお、コートニーもフランシスも今回問題となったカートの遺体などの写真は目にしたことがないという。
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