初期の名作と謳われる『ベルリン』をルー・リードが完全再現したライブの模様を収録した映画『ルー・リード／ベルリン』がＤＶＤ化、09年１月21日に発売されることが決定した。

1973年の発売当時、一部評論家には絶賛されたものの商業的な成功を収めることができなかった『ベルリン』。その後ライブでパフォーマンスされることのなかった同作を、ルー・リードは2006年に５日間にわたりステージ上で完全再現した。

映画『ルー・リード／ベルリン』は、その貴重なステージの模様を収録したドキュメンタリー映画。監督は映画『潜水服は蝶の夢を見る』でカンヌ国際映画祭やゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を受賞し、アーティストとしても著名なジュリアン・シュナーベル。監督はステージ・セットのデザインも担当しており、また、娘のローラ･シュナーベルが手がけたショート・フィルムがライブに絡む形で披露された。なお、日本盤には全遍にわたって歌詞の対訳が入る予定。

またDVDの映像特典として、劇場予告に加え、エルヴィス・コステロがホストを務めるＴＶ番組にルー・リードとジュリアン・シューベルが出演したときの模様が収録予定だ。