The 1975、解散か活動休止を匂わせる怪文書をツイート

The 1975、解散か活動休止を匂わせる怪文書をツイート

The 1975が解散したのではないかという憶測がバンドのツイートをきっかけに広がっている。

バンドのマット・ヒーリーが謎めいたマンガを引用したビラのような画像をツイッターとインスタグラムで上げていて、これが解散もしくは活動休止説のきっかけとなっているが、その後、このツイートならびにバンドのソーシャル・メディアはすべて削除か閉鎖されていることが明らかになっている。また、バンドのオフィシャル・サイトのアドレスはまだ残されているが、サイトのコンテンツはすべて閉鎖されている。

ただ、今回の騒動の発端となったこのビラのような画像はバンドのマネージャーのジェイミー・オボーンもツイートしていて、こちらのツイートはまだ残されている。

ビラの余白には次のような文章が掲載されている。

「ヘイ! 現代は揚げ足取りの時代だよね? ぼくたちはそうやってロックスターたちを抹殺してきた ポピュラー・アートとの戦争の戦死者がまたひとり増えただけの話だよ‐ぼくたちのポストモダン的な揚げ足取り的性向と自撮り大好き自意識によって殺戮されたんだよ。ぼくたちの投影されたアイデンティティは視覚的にだけでなく哲学的にも変わらなければならないんだ‐でも、そんなことどうやればいいの? まず最初にぼくたちは自分たちのアイデンティティを築き直し、そのアイデンティティを掴み直さなければならない。

簡単なことさ。黒と白のようなものだと言えるかもしれないけれどもそれまではポップ・ミュージックも長い髪を振り回して踊るのもお預けだよ。

『それはできないはずだと叫ぶきみたちの声が聞こえてくるようだ、それはわたしたちのものなのに!!って』

正しい!!

どんな関係においても一番難しいのは『さよなら』を言うことだよ。

なにも変わらないままであってほしいとぼくたちが願っているのとまったく等しく、変化とは人生では避けて通れないものなんだ。ぼくたちはただいつまでも続けていけるわけがないんだ‐いつも同じ状態のままで、進歩もすることのないままの状態では。

だから、ぼくたちは去らなければならない、別れ際に『愛している』と告げながら‐ぼくたちはすでにいなくなっている。

どうもありがとう

The 1975」

また、マンガの方は次のような吹き出しが続いている。

「The 1975の話聞いた?」

「マジびっくりした! 永遠にずっとやってほしかったのに!!」

「ベイビー気にしなくていいぜ 全部やらせだから そういう見せかけの一部なんだよ!!」

「それって違うし!! あの子たち頭おかしくなったんだから!! イカレてる!!」

「あの少年はピンクだ あれほどのピンクさはこの世界に神々しいほどにふさわしい」

「OMG(オーマイガッ)あの子イケてたのに! それにわたしの写真も気に入ってたみたいだし!」

なお、バンド側もレーベル側も現時点では「ノー・コメント」としか対応していない。ただ、マットは1月にセカンド・アルバムの楽曲と思しきプレイリストの画像を文字をぼかした状態で公開していて、リリースは2016年になるともこれまで明らかにしていたため、今回の顚末はそれまでの活動休止を予告するものなのかもしれない。

また、バンドは結成11年目にしてファースト・アルバムを2013年に遂にリリースしたことで知られている。さらにThe 1975は昨年イギリスで最もライヴをこなしたアーティストだったことが明らかになっている。次点としてThe 1975と競ったのはジェイク・バグ、フューチャー・アイランズ、ボンベイ・バイシクル・クラブらだったという。

バンドのマネージャー、ジェイミー・オボーンのツイートはこちらから。

(c) NME.COM / IPC Media 2015
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