miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!

  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!
  • miwa、最高の誕生日を迎える! 『ONENESS』ツアー最終日、横アリ公演を完全レポート!

最新アルバム『ONENESS』を携え、3月より全国ツアー「miwa concert tour 2015 “ONENESS”」をまわってきたmiwa。2015年6月15日、その最終公演が横浜アリーナにて行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

--------------------------

全国19公演「miwa concert tour 2015“ONENESS”」。その終着地は約半年ぶりの横浜アリーナであり、この日はmiwa25歳の誕生日であった。『ONENESS』で掲げた「繋がる」というテーマが広大な会場に描き出され、誕生日のツアーファイナルという大きな祝祭感も手伝って素晴らしい盛り上がりを見せたわけだが、miwa本人が注意事項アナウンスを務めて迎えた開演の瞬間、バックライトによってステージの幕に浮かび上がった彼女の巨大なシルエットは、3時間近くにも及ぶパフォーマンスの間、ずっと残像のように網膜の奥にこびりついて離れなかった。

フォーキーなメロディと力強いバンドサウンドがいきなり満場の歌声を呼び起こすタイトルチューン“ONENESS”に始まり、鮮やかなギターのタッピングを決めてコーラス部分を歌詞で切り拓く“Faith”と、意志の塊のような楽曲群を次々に放つ序盤。まっすぐにオーディエンスを見据えて真剣な面持ちで歌っていたmiwaは、「12,000人もの皆さんにお祝いして貰えて、本当に嬉しいです!」と眩しい笑顔を覗かせる。瑞々しいポップの結晶のような“It’s you!”にかけてはステージの両翼に長くせり出した部分までステップし、会場のオーディエンスだけでなく、BSスカパー!生中継を見守るファンに向けてもカメラ越しに目線を投げ掛けていた。

「バンドメンバーや友達に話を訊いて、キュンキュンしながら作った曲です」と紹介された“恋の予感”は、日々スケール感を増しながらも親密な歌声であり続けるmiwaのポップマジックが種明かしされるようだ。華やかなエレクトロファンクを乗りこなす“フィロソフィー”も、情緒とメッセージ性がまっすぐに飛び込んで来る。「喜びも悲しみもひとつ。歌を聴いて貰う私がいて、訊いてくれる皆さんがいて、それもひとつ。アルバムも、一曲一曲が大切です」と『ONENESS』のテーマをあらためて確認しながら届けられた“月食~winter moon~”は、あの残像のせいだろうか、大きな会場とは裏腹に、miwaがとても近くに見えた。

ピアノ伴奏に導かれ、miwa自身の生々しい息遣いで届けられる“片想い”や、デビュー前からのカヴァーレパートリーであるというキャロル・キング“You’ve Got A Friend”という静謐な名演ののち、「もうだめだ、っていう朝に聴いて貰って、今日も頑張るぞっていう気持ちに切り替えて貰えれば」というメッセージを添えて“fighting-ø-girls”で再沸騰。オリアンティが音源に参加していた“super heroine”では、「私が、日本で一番ギターが上手いと思う女性ギタリストです!」と太鼓判を押す並木瑠璃(6/9、ロックの日生まれで18歳になったばかり)がスペシャルゲストとして招かれ、灼熱のギターアウトロをぶっ放してくれた。『ONENESS』の収録曲で最もはっちゃけた作曲が楽しい“ストレスフリー”、そして環状に結ばれたテープが降り注いでオーディエンスに歌声を預ける“希望の環(WA)”まで、驚異的な求心力を発揮し続ける本編であった。

盛大なmiwaコールで迎えたアンコールは、サプライズのバースデーソング合唱と、ロゴキャラクターのチビmiwaを模したケーキ(チビどころか実寸120cm、台車に乗せられているのでmiwa本人より大きい)、さらにオリアンティや綾野剛のビデオメッセージも届けられて誕生日を祝う。“春になったら”と“again×again”は、昨年末の横アリと同様に、(今回は『ONENESS』のアートワークに因んだタンポポの綿毛型)ゴンドラでアリーナをぐるりと一周しながら披露された。「最高の誕生日だよーっ!! 幸せでーす!!」と告げて、“君に出会えたから”で巨大な歓喜を逃がさないままフィニッシュ。強い繋がりの環を求めることでmiwaは更に大きなスケール感を手にしたけれど、彼女は最後まで、とても近くに感じられていた。(小池宏和)


〈セットリスト〉

01. ONENESS
02. Faith
03. キットカナウ
04. It’s you!
05. 441
06. 恋の予感
07. Faraway
08. フィロソフィー
09. 月食~winter moon~
10. 片想い
11. You’ve Got A Friend (キャロル・キング)
12. fighting-ø-girls
13. 空の彼方
14. super heroine
15. chAngE
16. ストレスフリー
17. ミラクル
18. ヒカリヘ
19. 希望の環(WA)

(アンコール)
01. 360°
02. 春になったら
03. again×again
04. 君に出会えたから
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする