ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花

  • ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花 - (c) Ross Halfin

    (c) Ross Halfin

  • ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花 - (c) Ross Halfin

    (c) Ross Halfin

  • ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花 - (c) Ross Halfin

    (c) Ross Halfin

  • ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花 - (c) Ross Halfin
  • ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花 - (c) Ross Halfin
  • ジミー・ペイジが44年ぶりに広島を訪問、原爆慰霊碑に献花 - (c) Ross Halfin

昨日7月31日(金)に最新リマスター・プロジェクトの最終3作、『プレゼンス』、『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』、『コーダ(最終楽章)』を世界同時発売したレッド・ツェッペリン。同プロジェクトの監修を務め、プロモーションのため来日していたジミー・ペイジが、7月30日(木)、44年ぶりに広島を訪れた。

1971年のツェッペリン初来日ツアー以来となった今回の広島訪問は、当時現地を訪問して深い感銘を受けたジミー本人が戦後70年の節目に希望したものだという。彼は来日目前にも次のようなコメントを残していた。

「1971年、広島を最初に訪れた時の事は、心に強く訴えかける体験だった。
そして44年ぶりに広島に戻る事は、同じ様に心に響くものになると私は強く思っている。 ジミー・ペイジ」

30日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、慰霊碑に花束を手向けたジミーは、取材陣からの質問に対して次のように語っている。

「44年前に日本公演のため来日した際、広島で公演を行いました。そのコンサートの収益をすべて広島市を通じ、原爆犠牲者の方々に寄付させて頂きました。その当時、まだ病院に入院している被爆者の方々もいたと記憶しています。こうして、今日また広島に戻ってこられた事に大きな感慨を覚えます」

「東京で買ったムービーカメラで、ここ慰霊碑や平和公園の風景を撮影しました。そこに映っていた方の中には、1945年を経験された方がいらしたかもしれません。その時のことは心にずっと残っていますし、今回、広島を再び訪れることができ、嬉しく思います」

またその後、原爆ドームを訪れ、松井一実広島市長とも会談。平和記念公園の慰霊碑に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という碑文を世界に広めてほしいという市長の言葉に、「原爆犠牲者、被爆者の皆さんの魂が安らかに眠って頂けるということを願う事、それが平和な世の中につながるという事ですよね?」と賛同の意を表した。

71年当時、広島を訪れて原爆の実際の爪あとを目の当たりにしたロバート・プラントは「二十数万の人が一瞬にして死を迎えた事実、そして今もなお多くの人々が後遺症で苦しんでいることを実感としてズシンと味わった」と語り、ジョン・ポール・ジョーンズは「何も言葉がありません」とコメント、またジミー・ペイジは目に涙を浮かべて「二度と戦争を起こしてはならない」と語ったといわれている。

なお、1971年9月27日に行われたレッド・ツェッペリン広島公演の演奏曲目は以下の通り。

1.移民の歌(Immigrant Song)
2.ハートブレイカー(Heartbreaker)
3.貴方を愛しつづけて(Since I've Been Loving You)
4.ブラック・ドッグ(Black Dog)
5.幻惑されて(Dazed and Confused)
6.天国への階段(Stairway to Heaven)
7.祭典の日(Celebration Day)
8.ザッツ・ザ・ウェイ(That's the Way)
9.カリフォルニア(Going to California)
10.タンジェリン(Tangerine)
11.強き二人の愛(What Is and What Should Never Be)
12.モビー・ディック(Moby Dick)
13.胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love )
14.コミュニケーション・ブレイクダウン(Communication Breakdown)〈アンコール〉
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする