RADWIMPSとplenty、6年越しの競演実現! アンコールでは“37458”をセッション
2015.11.10 14:50
今月9日にZepp NambaでRADWIMPSとplentyの対バン公演「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」が行なわれた。
野田洋次郎は過去に、plentyにとって初の東京でのワンマンライヴを観に行ったという。その印象を「あまりの細さにマイクスタンドかと思った」とユーモアを交えながらも、江沼郁弥(Vo. / Gt.)の声に魅了され、以来1年ほど自家用車で『拝啓。皆さま』を聴き続けたと語った。実に6年越しとなる待望の対バンライヴが実現した。
先陣を切ってステージに登場したplenty。『拝啓。皆さま』収録曲“ボクのために歌う吟”で幕を開ける。繊細な中にもどこか芯のある歌声が静寂を極めた会場に響きわたる。体を微かに揺らしながらも一時も逃さないよう息を呑んで聴き入るオーディエンスにシンプルながらも強い3人のアンサンブルが呼応していた。この日は、7月リリースのシングル『よい朝を、いとしいひと』をはじめ、plentyの様々な楽曲に参加し、10月の日比谷野外大音楽堂ワンマンライヴでも共演した、シンガーソングライター・sébuhirokoのキーボードが華を添え、野田が「たった二人きりになれる音楽」と、その魅力を表現したplentyの音楽がZepp Nambaを包み込んだ。
そして、RADWIMPS。今回が約1年半ぶりの大阪公演となる。サポートドラムの森瑞希と刄田綴色を軸に、よりタイトに、ダイナミズムを増す5人のアンサンブルは繊細ながらも生命力溢れる歌声をより響かせた。10周年ならではのセットリストに、イントロから大歓声、大合唱に揺れる会場、それを操るかのようにフロントの3人がステージをかけ回る。今回が、なんばに移設してからは初のZepp公演。シンプルながらもアリーナ公演さながらの演出が、より一層5人のパフォーマンスを引き立てる。中盤はこの編成ならではのセッションも見られた。
アンコールでは、plenty江沼を野田が呼び込み、江沼が好きだという“37458”を披露。江沼と野田が交互に歌い合うその姿は、聴き手の体をそっと預けさせるような優しさを感じさせると共に、その詞の強さに思わず惹き込まれた。
本日2015年11月10日(火)のZepp Namba公演は、この対バンツアーで初めてとなる先輩アーティスト、LOVE PSYCHEDELICOを迎える。
なお、RO69では、同ツアーの東京公演のライヴレポートを掲載しています。ぜひご覧ください。
RADWIMPS、米津玄師と”有心論”共演!驚異の新編成で臨む「胎盤」ツアー初日を目撃!
http://ro69.jp/news/detail/133659
ツアー情報は以下の通り。
●ツアー情報
「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」
2015年11月10日(火)Zepp Namba Guest Act : LOVE PSYCHEDELICO
2015年11月12日(木)Zepp Sapporo Guest Act : ゲスの極み乙女。
2015年11月16日(月)Zepp Nagoya Guest Act : ハナレグミ
2015年11月18日(水)Zepp Fukuoka Guest Act : クリープハイプ
2015年11月23日(月) 横浜アリーナ Guest Act : Spitz
2015年11月24日(火) 横浜アリーナ Guest Act : いきものがかり
2015年11月25日(水)横浜アリーナ Guest Act : ONE OK ROCK
全公演18:00開場/19:00開演
Zepp Tokyo/Zepp Namba/Zepp Sapporo/Zepp Nagoya/Zepp Fukuoka公演:前売 ¥6,900(ドリンク代別途要)
横浜アリーナ公演:前売 ¥7,900