【コラム】BUMP、星野、ゲス乙女、『紅白』初出場! 何故その舞台に立つのか?

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横浜アリーナや武道館をたったひとりで沸かせるミュージシャン、ドラマもコントもこなす俳優としてのみならずその才能全方位開放ぶりでもって、ライヴシーンもお茶の間も魅了するアイコンへと成長を遂げた星野源。次々に大型タイアップ曲を繰り出し、そのアヴァンギャルドなプログレッシヴポップで音楽シーンをかき混ぜながら加速度的に「国民的ロックバンド」への階段を駆け上ってきたゲスの極み乙女。……11月26日に正式発表された『第66回NHK紅白歌合戦』の出演者ラインナップの中でも、ひときわ特別な存在感を放っていたのが、日本の音楽シーンの「今」を象徴する初出場アーティストの顔ぶれだった。

あえて言うまでもないが、単なる「長尺の歌番組」とは異なり、世代の枠を超えたアーティストと視聴者によって作り上げられる『紅白』という世界においては、誰もが自然と「日本のスタンダード」としての訴求力を要求される。つまり、出演がアナウンスされたアーティストはもちろん、その全世代的な要求と期待を真っ向から引き受ける覚悟を決めた人たちであり、星野源もゲス乙女もまた然り、ということだ。そして――今回の「『紅白』初出場」組の中でも、特に熱いリアクションを巻き起こしていたのが、BUMP OF CHICKENだった。

自身初のスタジアムライヴとなった2013年のQVCマリンフィールド公演以降、BUMPは明らかにそれまでとは異なるモードでライヴシーンを駆け抜けてきた。ファンとバンドの間のコミュニケーションの場としてのみならず、「大きなアクションに取り組む自分たちの姿を、オーディエンスの期待と希望の最大の原動力として提示する場」としてライヴ空間を再定義したのだろう。音楽的にも新たなトライアルを実践しながら、その後の初武道館公演、さらに2014年に行った初の東京ドーム公演へと至る彼らの壮大な闘いは、それ自体が感動的な冒険活劇そのものだった。それは同時に、僕らが身近に触れていたBUMP OF CHICKENという才能の巨大さを知るためにも必要不可欠なものだった。

『紅白』初出演がアナウンスされた直後、BUMPは来年2月のアルバム『Butterflies』リリースと、幕張メッセでの結成20周年記念ライヴ&初のスタジアムツアー「BFLY」の開催を発表した。この一大スタジアムツアーも、『紅白』への出演も、彼らの積み上げてきた自信と挑戦精神がまさに今、僕らの期待感と途方もなく大きなスケールで重なり合っている、ということを物語っている。

それぞれの文脈と意志をもって、BUMP/星野源/ゲス乙女といった音楽シーンの牽引者が初めて出演する今年の『紅白』。来る2016年を前に、その名場面の数々をぜひとも胸に刻んでほしい。(高橋智樹)
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