これはもはや「現象」だ! 清 竜人25の超絶エンタメ空間にブチのめされた180分
2016.04.11 22:00
2016年4月9日、清 竜人25がワンマンコンサート「清 竜人25 コンサート 2016 春」を中野サンプラザで開催した。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。
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「清 竜人25コンサート 2016 春」と銘打たれたホールワンマン、ソールドアウトの中野サンプラザ。
本編とアンコールの間に、2014年に清 竜人25を立ち上げるにあたって、一般に募集をかけ、オーディションを行った時の映像が、バラエティ番組仕立てで流れた。清 竜人とスタッフが志望者と面談をし、いくつか質問をしたのちに歌とダンスの実技を見る、というもので、第1夫人:清 咲乃、第2夫人:清 桃花、第3夫人:清 亜美、第4夫人:清 美咲、第6夫人:清 可恩、5人のその時の様子が順番に映し出される。で、2015年4月に第5夫人:清 葉月が活動を休止したため、再度オーディションを行って第7夫人:清 優華が選ばれた時のオーディションも流れるのだが、彼女を初めて5人に引き合わせる時に、清 竜人はドッキリを仕掛ける。アーニャというロシア人の女の子を、新メンバーだと言って連れてくるのだ。
驚くメンバーたち、それぞれの顔がめちゃめちゃおもしろかったり、その後ウソだと知って泣きながら怒り出すメンバーがいたりして、おもしろすぎてもう大笑いさせていただいたのだが、その映像が流れている時の客席の様子も、興味深かった。そういう笑うシーンじゃない時、たとえば画面に文字だけ流れていたりしている時の客席、本当に、誰も、ひとことも言葉を発さないのだ。ソールドアウトの中野サンプラザ、その全員が私語することなく、ヤジも飛ばさず、すごい集中力で画面を凝視している。ライヴの本編が終わってアンコール待ちの時間で、お客さんがこんな感じになってるのって、よく考えたらすごいことかも、と、途中で気づいた。で、それって、清 竜人25というアーティストの特性を表していることのような気がした。
3月2日にリリースになったニューシングル『LOVE&WIFE&PEACE♡』のあとの一発目のワンマンということだからか、本編のラストはその曲で、華やかに楽しくしめくくられたこと。6人の夫人以外に8人のダンサーも要所要所で登場して、ステージを盛り上げたこと。それから、中盤の7曲目から12曲目までが新機軸、清 竜人と夫人ひとりのふたりで歌われる「デュエットソング」のコーナーだったこと。大きくいうとその3つが、今回のライヴで特筆すべきトピックだった。
特に3つ目。全6曲が終わったところでのMCで、4月10日からこの6曲が配信でリリースされることが発表になった。そして、この会場限定で販売されるダウンロードカードを買うと、この6曲のライヴ映像(つまりたった今歌ったやつ)もダウンロードできることも告知された。
で。逆に言うと、その3つ以外は基本的にすでに我々が知っている清 竜人25のライヴだったわけだが、なんというか、「ああ、こうだよね」とか「はいはい、この感じだよね」みたいに、言わば「わかっている気」にさせてくれない、知っているものとして安心して見させてくれない、そんな不思議さがある、このユニットのステージには。
登場時にひとりずつ清 竜人の頬にキスするとか、最後は全員ステージ中央に集まって清 竜人がひとりお姫様抱っこして退場とか、そういうお約束のシーンまで含めて新鮮だし、次に何をやるのか、何がステージで始まるのか、いちいちドキドキさせられてしまう。
清 竜人は「アイドルとロックの融合」とか「ロックの側からアイドル界に攻めていく」とか、そんなことを目指してこのユニットをやっているのではないことが、ライヴを観ているとわかる。そしてそれ、集まっているお客さんの様子を見ていると、さらにいっそうよくわかる。
なんだかわからないのだ。分類できないのだ。老若男女バラバラ、格好も趣味嗜好もバラバラ。「アイドルのファンもいるしロックのファンもいる」とか「若い子もそうでない人もいる」とか「ソロ清 竜人からのファンと25になってからのファンが混じってる」とか簡単に言えない。いや、どれも当てはまっているんだろうけど、そういうふうにカテゴライズできない感じ。新宿や心斎橋の街のように雑多、とでも言えばいいのだろうか。
きっとその人たちも「アイドルも好きでロックも好きだから、それが合わさったものを観たい」とかいう感じではないと思う。もっとなんだかわからない、新しい、だからカテゴライズもできない、これまでに観たことのないものを観たくて、来ているのだと思う。
という客席の不思議な熱気も含め、もちろんステージの上も含め、清 竜人25って、既存の音楽の足し算や引き算じゃなくて、「清 竜人25という現象」なんだな、と改めて思った。
フェス等でしか観たことのない方、ワンマンをお勧めします。フェスで観ても十二分におもしろいけど(だからいつも超満員なるんだろうけど)、それだけだとわからないことが、ワンマンだといろいろわかります。7月に東名阪ツアーを行うことも、この日発表されたので。(兵庫慎司)
●セットリスト
1 Call♡Me♡Baby
2 やっぱりWifeがNo.1
3 逢いたいYO~
4 Christmas♡Symphony
5 プリ~ズ…マイ…ダ~リン♡
6 ねぇねぇ…
7 咲乃曲:キネマトグラフを♡
8 桃花曲:アカシック♡レコード
9 亜美曲:I Love Youはあなただけ♡
10 美咲曲:まるで嘘のように…♡
11 可恩曲:譲れない…In My Heart…♡
12 優華曲:My Lovely♡
13 ラブ♡ボクシング
14 A・B・Cじゃグッと来ない!!
15 Mr.PLAY BOY…♡
16 LOVE&WIFE&PEACE♡
アンコール
17 誓いのワルツ
18 Will♡You♡Marry♡Me?
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