ベック、キャリアのすべてを語る!初めての「音楽との出会い」からグラミー受賞まで
2016.11.01 18:08
2014年の『モーニング・フェイズ』でグラミー賞の最優秀アルバム賞受賞し、今年の夏にはフジロックフェスティヴァル‘16にヘッドライナーとして出演したベック。13枚目の新作が待たれるが、2015年6月に“ドリームス”、2016年6月には“ワオ”の2曲をシングルとしてリリースしている。
本日11月1日発売の『ロッキング・オン』12月号には、94年リリースのヒット・シングル“ルーザー”から“ドリームス”まで、自身のキャリアを振り返る最新インタヴューが掲載されている。
その中で、音楽との出会いを以下のように語った。
「僕が住んでいたのは、完全に世の中の流れから取り残された場所だった。ガレージもないし、高校でバンドをやる奴もいない。そんな環境に住んでいる人間にとって、僕が出会ったフォークやブルースはうってつけの音楽だった。とても勇気づけられたね。ギターがあってシンガーが1人いれば成り立つし、スライド奏法でこんな不思議な音が出せるんだ、ってわかって……最高だ、僕もワンマン・バンドをやろう!って思ったよ」
その後、自身ではコーラスの部分の歌詞を「恥ずかしい」と感じていた“ルーザー”を発表し大ヒットしたが、「当時は何でこんなことになったんだろうって、自分を責めてばかりいたよ。僕にとっては相当厳しい状況だったね。今でも覚えているけど、ペイヴメントのライヴでは殴られて床に倒れたこともあった」と、当時の自分の状況に戸惑いを隠せなかったという。
この他、“ルーザー”が生まれた背景から、脊髄を損傷しギブスでの生活を余儀なくされた時期、グラミー賞を受賞した時の心境など、全作品を振り返った貴重なインタヴューとなっている。
『ロッキング・オン』12月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143384