6月21日から25日(現地時間)にかけて、イングランドのピルトンにて開催されたグラストンベリー・フェスティバル。
エド・シーランがヘッドライナーを務めた6月25日(日)のグラストンベリーの様子を振り返りたい。
エド・シーラン、初のヘッドライン・アクトでヒット曲を連発
この日、自身初となるグラストンベリー・フェスティバルでのヘッドライナーを務めたエド・シーラン。
登場してすぐに「ものすごく緊張しているけど、ここにいられて嬉しい」と表明し、観客も大満足のライブを披露することになったと「ビルボード」誌が伝えている。
いつものループ・ペダルやディレイヤーなどの機材を使ったエッジーなアプローチとサウンドも健在だったが、出番のうちで一番感動的だったのは、“Photograph”、“Sing”、“The A Team”といった曲でのギター一本のみの演奏と歌、そしてファンが目一杯一緒に歌い上げる大合唱だったという。
いつものように赤と黒のチェックシャツにデニムという出で立ちだったエドはそんな大合唱を次のように観客に促している。
「今夜のライブの目的は、みんなで声を枯らすことだから。歌うだけじゃだめだよ、叫んだり絶叫しなきゃだめだよ」
さらに歌詞がわからないような時は、「適当にでっちあげて歌うもんだ」とアドバイスを送る場面もあった。特に観客の大合唱が際立ったパフォーマンスは“Castle on the Hill”、“Bloodstream”と“Shape of You”だったいう。
🏰 Watching the sun set at #Glastonbury2017 with @edsheeran ☀️
— bbcglasto (@bbcglasto) 2017年6月25日
There is NO place we'd rather be 😊 https://t.co/EubrAB3sjc pic.twitter.com/YKJjv1AnSe
また、ストームジーやテイラー・スウィフトなどさまざまなゲスト出演の可能性が噂されていたが、実際にはアイルランドに遡る自身の家族のルーツを恋の物語として綴る“Nancy Mulligan”のパフォーマンスで、アルバム『÷(ディバイド)』にも参加したアイリッシュ・バンドのBeogaが共演を果たすことになった。
締め括りは2011年発表の“You Need Me, I Don’t Need You”であった。
この曲で締めるつもりではなかったものの、この曲は15歳の時に書いた曲で「もういい加減に卒業した方がいい曲なのかもしれないけど、今夜くらいはこの曲に花を持たせたかった」ために演奏すると語り、その後会場はすさまじい盛り上がりであったという。