8月19日に公開されるカー・アクション映画『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が、実は映画のつかみを一部、2003年に製作したミント・ロワイヤルの“Blue Song”のミュージック・ビデオに使用していたことを明らかにしている。
映画は音楽に合わせて驚異の運転テクニックを見せる主人公の活躍を描いたものになっているが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、スカイ・フェレイラ、アウトキャストのビッグ・ボーイ、ラン・ザ・ジュエルズのキラー・マイク等が出演していることでも話題を呼んでいる。
脚本と監督を担当したエドガー・ライトは映画のもととなるストーリーを1994年には仕上げていたといい、その後10年近く経ってから、この物語のつかみとなる部分を2003年製作の同ミュージック・ビデオで使用したのだという。
コメディアンのノエル・フィールディングが音楽好きの運転手を演じ、銀行強盗の逃走に手を貸すという設定になっているが、こちらでは車の走りはまったく紹介されない。
「NME」の取材を受けたエドガー・ライトは、このミュージック・ビデオについて次のように語っている。
「あれは僕が監督したミント・ロワイヤルの“Blue Song”のビデオ・クリップで、僕の作品では『SPACED~俺たちルームシェアリング~』の後、『ショーン・オブ・ザ・デッド』の前に作ったものなんだ。あのクリップは今度の映画の予行演習みたいなものだったんだよ」
「なんとなく『ベイビー・ドライバー』のオープニングに似てるんだよね。ちょこっとテレビに映り込ませたらおもしろいかなとも思ってね」
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