現地時間7月7日にマドリッドで行われた「Mad Cool Festival」に出演した際、メインステージでの演奏の前にアクロバットのパフォーマーが事故で亡くなるという事件が起こり、その事実を知らずパフォーマンスを行ったグリーン・デイ。
この時にもビリー・ジョー自身がファンへ向けて事情を説明するためのメッセージを公開していたが、その3日前には、悪天候によるライブの中止に際してファンへの謝罪のメッセージも発表していた。
現地時間7月4日にグラスゴーのベラヒューストン公園で予定されていた屋外ライブを天候不順のため中止にしたグリーン・デイだが、その後、バンドが宿泊していたホテル前に集結したファンによる合唱に感動したことを表明している。
ライブはサポートにランシド、スレイヴス、ザ・スキッズを迎えた一大イベントになる予定だったが、会場の開門ぎりぎりの時間になって、天候不順のためライブの中止が発表された。
しかし、ファンは雨は降っていなかったとSNSなどで反発し、バンドはその後、次のような声明を発表した。
「グラスゴーのみんな、すごく残念だけど今日のベラヒューストン公園での俺たちのライブは中止になりました。
地元の公安委員会、舞台スタッフ、運営側とで、ステージが観客のみんなと関係者全員にとって安全でないという結論に至ったんだ。
俺たちは今グラスゴーにいるから今回のことについて詳細はわからないし、今度のライブについてはツアーのハイライトのひとつになるはずだとも期待していた。
今回のヨーロッパ・ツアーではかなりひどい天候でもライブを決行してきたし、俺たちが何よりも避けたいのはライブを中止にすることだ。
スコットランドのファンのみんなのことは大好きだし、俺たちとしては雨なんて横殴りになっても全然構やしないんだけど……それでも、ファンのみんなとスタッフのみんなの安全が俺たちのなによりもの最優先事項だよ。
スコットランドを愛してるし、グラスゴーも愛してる。言うまでもなく、俺たちは戻ってくるから!」
その後、多くのファンがグリーン・デイの宿泊するホテル前に集結し、バンドのヒット曲を合唱したというが、これを目撃したビリーはインスタグラムで次のようにファンに訴えた。
「グラスゴーのキッズのみんなとスコットランドのみんな、こんにちは。
今回のことにはほんとに呆気に取られてる。俺たちとしては出たくてしようがなかったんだけど、きっと、このまま決行しちゃうとファンのみんなとスタッフのみんなやバンドにとっても安全じゃないかもっていうことだったんだろうと思うんだ。
今はね、俺たちのホテルの前にみんなが集まって“Still Breathing”を歌ってるのが聴こえるし、すごい感動的だよ……そういうわけで、ほんと残念だ」
また、現地にいたファンは“American Idiot”や“Jesus of Suburbia”も合唱が行われていたことをSNSで報告している。