ジェームス・マーフィー、デヴィッド・ボウイとコラボの可能性もあったと明かす

ジェームス・マーフィー、デヴィッド・ボウイとコラボの可能性もあったと明かす

フジロックに出演を予定しており、9月1日には再結成してから初となる新作『アメリカン・ドリーム』をリリースするLCDサウンドシステムだが、ジェームス・マーフィーは昨年1月に他界したデヴィッド・ボウイと一緒にアルバムを作る予定があったことを明らかにしている。

ジェームスはプロデューサーとして関わったアーケイド・ファイアの4thアルバム『リフレクター』でデヴィッドにバック・コーラスとして参加してもらうことに成功したが、その後はボウイの2013年発表のアルバム『ザ・ネクスト・デイ』に収められている"Love Is Lost"のリミックスを手がけるなど、ボウイとの交流を続けていた。


BBCレディオ1」に出演したジェームスはルー・リードについて最も憧れている存在だとし、「(会ったとしても)きっとまともに話せなかったはずだと思う」と回想した後、次のようにデヴィッド・ボウイについても続けている。

「(ルー・リードへの言及)って言うのはかなりの敬意が込められているわけで、というのは、デヴィッド・ボウイならぼくは知っていたし、話したこともあったからなんだ。デヴィッドとだってぼくはとても話せるものじゃないと思ってたけど、彼は本当に優しくて優しくて、人当たりもよかったからね……デヴィッドとぼくはメル友になってて、こんなありえないような、信じられないことって本当にあるのかって思ってたよ」

さらにデヴィッド・ボウイの遺作となった『★(ブラックスター)』では、パーカッションも一部担当しているが、「本当はもっとたくさん任される予定だった」とも明かしている。
一部のみ担当することになったのはジェームスの方から辞退したからであり、ボウイとトニー・ヴィスコンティからアルバムの共同プロデュースをやってくれと頼まれた際「あまりに畏れ多くて」断ったのだという。

ボウイの作品の共同プロデューサーは自分にはふさわしくないからだと説明したジェームスはただ、コラボレーションの話も進めていたことを明らかにしている。

「デヴィッドに『あなたとぼくだけでアルバムをぜひやらせてください』と打診したら、『そう言ってくれるとは奇遇だね。ニューヨークに戻ったら連絡をしてください』という返事があった」というが、その後、実際に会ってみると、デヴィッド・ボウイはその後『★』となるプロジェクトに既に取りかかっていたという。

また、ジェームス・マーフィーがLCDサウンドシステムを再結成することに決めたのは、デヴィッド・ボウイに説得されたからだと「BBC6」で語っている。

LCDサウンドシステムを再結成をするように説得したのはボウイだったとジェームス・マーフィーが語る。
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