7月20日(現地時間)のチェスター・べニントンの訃報からわずか数日しか経過していないものの、英米でリンキン・パークのアルバム売上が大幅にアップしていることが明らかになった。
まず、米「ビルボード」が21日(現地時間)に出した発表によると、20日のリンキン・パークのアルバムの売上と楽曲のダウンロード数はチェスターの死の前日、19日に比べてなんと5,332パーセントもアップ。
20日の1日のみでバンドのアルバムは合計2万1千枚を売り上げ、楽曲のダウンロード数は9万件に到達。前日19日のアルバム売上1千枚、楽曲ダウンロード数2千件に比べて飛躍的な増加を記録している。
最も多くの売上を記録した楽曲は“In the End”の1万1千件ダウンロードで、その後に“Numb”の1万件、“Heavy”の7千件と続く。
23日(現地時間)に「ビルボード」が発表したUSチャートでは、『ハイブリッド・セオリー』(2001)が27位、『メテオラ』(2003)が42位、最新アルバム『ワン・モア・ライト』(2017)は17位にランクインしたという。
一方で、英「オフィシャル・チャート・カンパニー」は24日(現地時間)時点での中間発表を公開。
UKチャートではUSチャートに比べ、リンキン・パークの過去のアルバムが軒並みチャートの上位を占めているようだ。
まずはデビュー・アルバム『ハイブリッド・セオリー』(2001)が最高位の3位にランクイン。
最新アルバム『ワン・モア・ライト』(2017)は5位につけており、リンキン・パークがデビュー後初めてUKチャートの1位を取ったアルバム、『メテオラ』(2003)は7位に位置している。
7位以降、『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』(2007)の12位、『コリジョン・コース』(2004)の30位、『ア・サウザンド・サンズ』(2010)の37位、そして『リヴィング・シングス』(2012)の40位と続く。
なお、シングル・チャートに関しては、バンドが初めてUKチャートのトップ10にランクインした『ハイブリッド・セオリー』のリード・シングル、『イン・ジ・エンド』(2001)が9位に返り咲いた。リリース当時の最高位は8位だったという。
「オフィシャル・チャート・カンパニー」による週間チャートの最終発表は、現地時間28日に行われる予定だ。
関連記事はこちら。