ザ・ヴァーヴが1997年に発表した『アーバン・ヒムス』が20周年デラックス・エディションとして9月1日にリリースされることが決定しているが、20年前の同アルバムにリアム・ギャラガーがカメオ参加していたことを、リチャード・アシュクロフトが正式に認めた。
同アルバムの最終曲“Come On”にリアムがカメオ参加していることは、ファンの間では知られていたが、彼が実際にどのパートで参加しているのかについては長らく謎とされてきた。
今回、リチャードは「BBCレディオ6」のインタビューの中で初めてリアムの“Come On”への参加を正式に認め、詳細を明らかにした。リチャードは次のように語っている。
「『アーバン・ヒムズ』にはたくさんジョークが詰まっていたんだよ。ラスト・ナンバーの“Come On”のリアム・ギャラガーとかさ。誰も知らなかったと思うけど、集中してこの曲を聴いてみれば誰か発狂してるようなヤツが《カモオオオオオン!》って叫んでるのに気づくだろう。みんな、あれは俺だと思っていたみたいだけど、リアムが叫んでいたんだよ」
「俺たちがレコーディングしていたスタジオに、リアムが(ザ・ストーン・ローゼズのギタリストである)ジョン・スクワイアとやった曲のテープを持ってやってきたんだよ。彼はスタジオで15回くらい連続でそれをやっててさ。で、俺は言ったんだ、《俺たちは今“Come On”をやっているから、お前も参加してくれ》って。それでリアムは誰か他の人と一緒にレコーディング・ブースに入って、タンバリンを叩きながら叫び始めたってわけ」
『アーバン・ヒムス』は1997年9月29日に発売されたバンドの3rdアルバムであり、発売後12週連続で全英アルバムチャート1位を記録、累計売上は全世界で1,000万枚以上を記録している。
デラックス・エディションにはオリジナル・アルバムの最新リマスターに加え、B面曲、未発表のライブ音源、映像が収録されるという。
リリースの詳細は以下の通り。
●リリース情報(iTunes)
1CD
https://itunes.apple.com/jp/album/id1243979069?app=itunes&at=10I3LI
2CD
https://itunes.apple.com/jp/album/id1243994838?app=itunes&at=10I3LI
BOX(Audioのみ)
https://itunes.apple.com/jp/album/id1243986902?app=itunes&at=10I3LI
●リリース情報(日本盤)
ザ・ヴァーヴ『アーバン・ヒムス』20周年記念デラックス・エディション
発売日:9月1日
形態:2SHM-CD
価格:3,600円(税抜)、3888円(税込)
品番:UICY-15605/6
日本盤のみ:英文ライナー翻訳/歌詞対訳付/SHM-CD仕様
ディスク1はアルバムの最新リマスター音源を収録。
ディスク2には98年5月24日に彼らの地元であるマンチェスターはウィガンのハイ・ホールで行なわれたコンサートの模様を中心に、97年3月11日のワシントンDC、9:30クラブでの「ア・ニュー・ディケイド」と同年11月8日のマンチェスター・アカデミーにおける「スライド・アウェイ」を加えたすべて未発表となるライブ音源をコンパイル。
●トラックリスト
ディスク1 – オリジナル・アルバム(リマスター)
1. ビター・スウィート・シンフォニー
2. ソネット
3. ザ・ローリング・ピープル
4. ドラッグス・ドント・ワーク
5. キャッチング・ザ・バタフライ
6. ネオン・ワイルダーネス
7. スペイス・アンド・タイム
8. ウィーピング・ウィロー
9. ラッキー・マン
10. ワン・デイ
11. ディス・タイム
12. ヴェルヴェット・モーニング
13. カム・オン
ディスク2 – ライヴ1997/98 (全曲未発表ライヴ)
1曲目~11曲目: ハイ・ホール・コンサート 1998年5月24日
1. ディス・イズ・ミュージック
2. スペース・アンド・タイム
3. キャッチング・ザ・バタフライ
4. ソネット
5. ザ・ローリング・ピープル
6. ウィーピング・ウィロー
7. ドラッグス・ドント・ワーク
8. ラッキー・マン
9. ライフズ・アン・オーシャン
10. ヴェルヴェット・モーニング
11. ビター・スウィート・シンフォニー
12. ア・ニュー・ディケイド(ワシントンDC 9:30クラブ)(1997年11月3日)
13. ヒストリー(ブリクストン・アカデミー)(1998年1月16日)
14. スライド・アウェイ(マンチェスター・アカデミー)(1997年8月11日)
更なる詳細はザ・ヴァーヴ ユニバーサルミュージック公式ページをご覧ください。