会場には、のべ4,500人のリスナーが来場。応募総数3,199組の中から、デモ審査・ネット審査・ライブ審査を勝ち上がった8組の10代アーティストがファイナルステージに挑んだ。審査の結果、グランプリは「リツキ/埼玉県」、準グランプリは「Some Life/愛知県」、審査員特別賞は「SUNNY CAR WASH/栃木県」となった。
優勝したリツキは、高校2年生の若干16歳。「未確認フェスティバル」のライブ審査が人生で初めてのライブ披露となり、今回が人生2度目となるファイナルステージのライブだったとのこと。ファイナルステージのMCでは、「僕はずっと音楽活動をしていたわけではなくて、去年ぐらいから曲をつくり始めました。アコギを持ってコードを覚えて、それまでは良くコードもわからなくて、歌も本当に下手でほとんどの曲のサビが出ないくらい元々声が低くて」と、ファイナルのステージに至るまでのエピソードを振り返りながら、「そうやって曲がたくさん出来たので、人に聞いて欲しくて未確認フェスに応募をしたらここまで来れました」と語り、最後には言葉に詰まりながら、「何て言おうとしたんだろう、でも未確認フェスティバル大好きってことだけですね」とコメントした。
ウィニングライブではエントリー曲である“偏見”を披露。「リツキ」には優勝賞金として100万円と優勝旗が贈られた。
Mrs. GREEN APPLE
●セットリスト
1.Speaking
2.WanteD! WanteD!
3.うブ
4.WHOO WHOO WHOO
5.StaRt
また、同フェスの特別審査員には、蔦谷好位置、菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、菅野結以に加え、今年から始まった「ラップだけコース」の特別審査員には、Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)のふたりが初参戦した。
蔦谷好位置
今日勝てなかったアーティストもいたけど、本当に全員が僅差で、凄い原石に出会うことができた瞬間でした。
今日っていう日を僕は一生忘れないと思います。
本当にありがとうございました。
菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)
去年から引続き2年目でここに来させてもらって、毎年その年にしかない音楽やドラマがあって、今年もそれをひしひしと感じました。
本当に新たな才能を目撃したなって思う瞬間がたくさんありました。
菅野結以
今日この場所のこの時間にここに居たことを誇りに思います。
またいつか今日の日のことを自慢できるだろうし、皆さんの情熱がはじける瞬間とかを見て、私も音楽をやりたいなって思いました。
今年もここにいれて幸せでした。ありがとうございました。
Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)
いまの10代はやっぱりえぐいですね。
本当に皆信じられないぐらい上手です。
何回もライブを新木場でやってるやろって思うぐらい、根性もあって気持ちもすわってて、いまの10代の僕達より下の世代の皆さんが本当にすごかったです。
●未確認フェスティバル2017・審査結果
<グランプリ>(賞金100万円)
リツキ/埼玉県
演奏曲:
偏見 ※エントリー曲
角で会いましょう
歯車
<準グランプリ>
Some Life/愛知県
演奏曲:
Men&Women
リラックス
ボーイフレンド(元) ※エントリー曲
<審査員特別賞>
SUNNY CAR WASH/栃木県
演奏曲:
キルミー
カーステレオ
それだけ ※エントリー曲