コリィ・テイラー、「エド・シーランにはワクワクしてる」。一方でストリーミングへの批判も
2017.09.08 12:50
コリィ・テイラーが、新たな著書『America 51: A Probe into the Realities That Are Hiding Inside "The Greatest Country in the World"』の刊行にあたり「The Guardian」のインタビューに答え、現在の音楽シーンについて語っている。
自身が「古いシステムの中で生きている」と語るコリィ・テイラーは、「エド・シーランみたいな人たちにはワクワクしてる」としつつ、音楽ストリーミングはアーティストたちに対して良い影響を及ぼさないと話す。
「エド・シーランみたいな人たちにはワクワクしてるよ。一生懸命頑張ってるんだから、その努力は認められるべきだね。でもそう思うと同時に、彼の音楽がストリーミングのおかげでチャートを独占しているのを見ると、フェアじゃないなって思うんだ。他にもちゃんと頑張ってるアーティストたちはいるだろうに、100万回ストリーミングされなかったからってチャートに入らないなんてね」
また、最近のヒップホップ・シーンについても以下のように話している。
「20年前から思ってたことなんだけど、みんなポップ音楽とヒップホップを別々のものだって言ってるクセに、結局同じものになっちゃってるんだよね。新しいヒップホップはほとんど全部嫌いだよ。くだらないことばっかり言って、『最低だ、シャンパンが飲みたい』って言ってるだけなんだから。惨めだよ。俺が昔聴いてたヒップホップにはちゃんとメッセージがあった。だから、俺にとってはチャックDがヒーローなんだ」
なお、コリィ・テイラー率いるストーン・サワーは本日9月8日までジャパン・ツアーを行っている。東京公演の初日については、以下のライブ・レポートで紹介している。