UVERworld・ソロインタビュー連載、第2弾。複雑な楽曲と構築的なアレンジを、ドラムとして土台で支えながら引っ張っていく破格のテクニックを持つ真太郎。そんな彼のプレイスタイルを生んだ知られざるパーソナルヒストリー、そしてメンバーたちとの関係について迫ったインタビュー。発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号より、発言の一部を紹介する。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=岩澤高雄
気持ちが内にグッて向いて考え込む――そういう時期ってみんなあるじゃないですか?――深いとこまで考えて、今から思うとあん時に考えた答えとかって大事やったなあみたいな。でも、僕はそういうのまったくないんですよ(笑)
早く大人になりたくて。よく先生とかに、「中学高校時代って、大人になったらもう二度と戻ってこおへん素晴らしい時代やから大事にしなさい」って言われましたけど、一生懸命楽しんでたっていう感じでもないんですよ。「大人まだかなあ」って思ってました
僕は超初期メンバーなんです、実は。TAKUYA∞くんがいて、いっちばん最初に声かけたんがたぶん僕やと思うんですよ
一緒にバンド始めると、それまで知らなかった事実が「ああっ、すごいなあ」ってわかってきて。あの人たちの本質みたいなのをあとあと知っていくんです。「味方でよかったぁ」と思いましたね(笑)
TAKUYA∞くんの頭ん中に、こうやりたいからこういうふうに叩いてってのがあって。その当時はまだ拙いというか、伝える術もやっぱり全然で、専門的な知識もないから全部感覚で言ってたけど。でもそっちのほうが汲み取れたっていうか。そこは今もあんま変わってないかなと思いますね