まずMONOEYESはいつもの4人揃ってのインタビュー。
僕はいつもインタビューでは限られた時間の中で深く話したいのでメンバー全員インタビューよりもフロントマンや作詞作曲しているメンバー単独でのインタビューをオファーすることが多いのですが、MONOEYESの場合は4人全員でインタビューするのが好きです。4人でMONOEYES、4人がMONOEYESということがインタビューでもすごく感じられて、4人いなきゃMONOEYESのインタビューにならない感がすごくするからです。
細美以外のメンバーはそれほど言葉数は多くないけど、4人の同じ思いがMONOEYESという形になっているんだなあと感じられるからです。
今回のアルバム『Running Through the Fire』はまさにそれが完全に「音」になったアルバムだと思います。エルレはまたそれとは違うんですよね。4人のメンバーそれぞれがいて、エルレの旗のもとに集結している、みたいな。僕が勝手に抱いている印象ですけどね。
そして吉井和哉。今回はイエモンではなくソロとしての久々のインタビューでした。昭和歌謡、と言うより和製R&Bと呼ぶべき吉井和哉のルーツ的展開の最新バージョンであるニューシングル”甘い吐息を震わせて”をめぐって、サウンドやアレンジの話をじっくりとできました。ですが、僕がこの歌で最も感動したのは歌詞でした。はっきり言って、歌詞の一行一行、すべてのラインが名文です。俳句級の濃縮度だと思います。
〈会いたい人はどこにいる 会えない人はどこにいる 私ならここにいるよ〉
曲の冒頭のこの一行など、天才丸出しだと思いませんか。
〈五線譜みたいに伸びている 私の川を泳いでく あどけないオタマジャクシ〉
異才っぷりがむき出しです。
イエローモンキーでもソロ吉井和哉でも、ロックの歌詞を高いレベルに引き上げ続けてきた吉井ですが、“CAT CITY”と”甘い吐息を震わせて“の2曲は最高到達点なのではと思います。
そして宮本浩次はここから3ヶ月連続の特集の始まりです。本人にそのことを言ったら「あ、そうですか」ぐらいの反応でしたが、やるよー! やるのだ!
もはや勘でしかないのですが、ここからの宮本浩次は、6年前にソロとして始動したとき以来の、次なる始まりの季節を迎えるのではないかと思えて仕方がないのです。まだ見たことのない景色を手に入れるための冒険に出ようとしているように思えて仕方がないのです。一つここは、長い付き合いのわたくしの勘(と若干のマル秘情報)を信じて注目しておいていただければ、と。
さて、インタビューの仕事を終えて今はROCK IN JAPANの現場で、ここでも様々なアーティストといろんなコミュニケーションを取っています。いつもインタビューしているアジカン、UVERworld、セカオワ、ホルモン、ユニゾン、クリープハイプ、WANIMA、ヒゲダン、VAUNDY、Novelbright、ブランデー戦記、jo0jiともステージ脇や楽屋エリアで話せたし、インタビューは担当していないけど[Alexandros]、Saucy Dog、ポルノグラフィティ、THE ORAL CIGARETTES、BE:FIRST、RADWIMPS、SHISHAMO、PEOPLE 1、SKY-HI、KANA-BOON、HY、CLAN QUEENなどなどいろんなアーティストと会話できました。濃い夏だった!
来月号もよろしくお願いします。(山崎洋一郎)
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