今回、13曲目の楽曲が“肩 have a good day -2018 ver.-”であることが発表された。同曲は今年4月にリリースされたシングル『どうぶつえんツアー』に収録されている楽曲だが、アルバムに収録されるにあたり、プロデューサーの亀田誠治のプロデュースになることが明らかとなった。
両者は今年の夏、フェスのバックヤードで初対面し、亀田が以前よりヤバイTシャツ屋さんを聴いていたこともあり意気投合。後日ヤバイTシャツ屋さんからプロデュースのオファーをしたところ、亀田が快諾し実現したという。
なお同曲は、「肩幅が広い人のほうが肩幅が狭い人よりも発言に説得力が増す」ということをひたすら歌う内容にも関わらず、亀田のプロデュースによって壮大なストリングスアレンジに生まれ変わったとのこと。
【亀田誠治 コメント】
僕とヤバイTシャツ屋さんとの出会いは、確か2017年の春。
何気なく見ていたYouTubeで、彼らの「ヤバみ」と「あつまれ!パーティーピーポー」の MVを見たときに一発で虜になりました。そこにあるのは芯のある自由。自分で決めた自由。しかも開かれた自由。
ヤバTにはロックバンドにありがちな"バンドサウンドはこうあるべき"という縛りがないのです。
自分たちが楽しんでいることを積極的に伝えていく。聴く人は、そんな彼らから痛快な勇気をもらうことでしょう。
そんなYouTubeの中でしか知らなかったヤバT。ぼくが動く彼らにあったのは、17年9月の「風とロック芋煮会」です。なんと野外フェスの合同楽屋で隣のテーブルになったのです。僕は、思い切って声をかけました。「僕はみんなの大ファンです!」「ヤバみ最高!」「あつまれ!パーティーピーポーは、ハリウッドでロケ地巡りまでしたよ!」
ストーカーのように語りかける僕に、メンバー若干引き気味だったかもしれません。
「君たちのやりたい音楽だけをやり続けるんだよ!」みたいな言葉を残してみんなで写メとってインスタにあげました。これがいい写真。とびきりの笑顔です。
その1週間後、メーカーの方からヤバイTシャツ屋さんのプロデュース依頼が来ました。
「幾ら何でも電撃すぎるだろ?」と自分の耳を疑いつつも、正直嬉しかったです。
僕らミュージシャンは、愛するアーティストと愛せる音楽が作れることが一番幸せなのです。
リクエストは「カップリング曲をアルバムに収録する際に、ガラリとイメージを変えたリアレンジにしたい。」
ということでした。
メンバーとスタッフさんの会話の中で
「ストリングスとか入れて壮大なアレンジにしたいね、今までのヤバTと全然番う感じ。」
「そういうプロデュースって亀田誠治さんなんてどう?絶対得意そう!」
というわけで、ちょうどその1週間前にも会っているし、ご縁ありそうということで僕にプロデュースの白羽の矢が立ちました。
送られて来た曲は「肩 have a good day」という彼ららしいひねりの効いたタイトルと、核心をついた歌詞と、とびきり美しいメロディのピュアなミディアムバラード。
僕は、大人たちの事情で、この一度完成したアーティスト発信のピュアな世界をいじってしまって良いものだろうか?と心配になり、まず、メンバーに会って、どういう気持ちでリアレンジしたいのかを聞き出しました。そこで、どんな会話が繰り広げられたかここでネタバラシはしません。
でも、リアレンジを僕とやりたいということ、全て彼らの思いから始まっていたということ。
そして、「愉快なシリアス」と「真摯な笑える」が交差した素晴らしいクリエイティブな時間が始まりました。
アレンジ→リハ→バンドのレコーディング→ピアノとストリングスのレコーディング→歌入れ→ミックス
全てを一からオーダーメイドして生まれ変わった「肩 have a good day -2018 ver.-」
自慢じゃないけど、ヤバイ名曲の誕生です!
●リリース情報
『Galaxy of the Tank-top』
2018年1月10日(水)
初回限定盤(CD+DVD) UMCK-9929 ※スリーブケース付 ¥3,580(税抜)
通常盤初回プレス(CDのみ) UMCK-9934 ※スリーブケース付 ¥2,580(税抜)
※初回プレス分終了後切り替え品番 UMCK-1588 スリーブケース無し
【CD収録内容】
“Tank-top in your heart”、“ハッピーウェディング前ソング”、“ヤバみ”を含む全13曲収録
【初回限定盤DVD収録内容】
何かしらのちゃんとした映像を収録
※今回はくそDVDではありません